名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
偉人
運営者
考察
ハクスリーは、死ぬ間際に人生で学んだことを想い返して、簡潔な言葉でこうまとめた。
『お互い、もっと親切にしようではないか。』
『死ぬ間際』というのは、ある種の達観であり、悟りの境地である。何しろもう、『執着』という毒に蝕まれないで済む。それは仏教の開祖、ブッダが説いた、悟りの境地なのである。
人間は、私利私欲、煩悩、サタン、悪魔、どんな表現でもいいが、まるでそれらに『憑りつかれている』かのように、我を失い、過ちを犯し、罪を重ねては後悔する、愚かな生き物である。しかし、それらの源である『執着』から脱する時、人はこの世の一切の苦しみから解放される。それが仏教の教えの真髄である。もちろん仏教だけではない。キリスト教もそうだ。儒教もそうだ。皆、同じ本質を突いた助言をしてくれている。
私の父親はクリスチャンだった。だから死に際の言葉の中には、
『もっと自分の信仰を、一人にでも多くの人に伝えるべきだった。』
というものがあった。これは、それまでもクリスチャンでいたはずなのだが、死の床に着くとき、更に新たな境地を見たという証拠なのである。アメリカの詩人、ディキンソンは言った。
なぜ、『うるさい蝿の羽音』が聞こえたのだろうか。なぜ、部屋の静寂が、『いつもとは違う様相を見せた』のだろうか。そこまで考えると、ハクスリーのこの言葉の重みが、ぐっと深まるのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
名言一覧
Pickup名言
名言AI
ウナムーノ『考えることは己自身と親しむことである。』 アミエル『嫉妬は利己心の一番情熱的な形式、自分を忘却し、自分を従属させることができない専制的な気難しい虚栄心の強い自我の高揚である。』 正岡子規『良句もできるが、駄句もできる。しかし、できた駄句は捨てずに書きとめておかねばならない。自分のつくった句を粗末にして書きとめておかぬひとは、とてものこと、一流の作者にはなれない。』