Contents|目次

王貞治『練習で120%の力で振れ。そうすれば試合は80%の力でいい。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

人間は、常に100%の動きをすることはできない。出来るのであれば、絶対にミスをすることはない。しかし、一流と言われるプロでさえ、ミスをすることはある。例えば、タイガー・ウッズイチローといった超一流選手はなぜあれほどまでに努力を重ねているのに、土壇場になってプレイに乱れが出てしまうことがあるのだろうか。権威ある脳科学者、池谷裕二氏の著書『単純な脳、複雑な「私」』にはこうある。

たとえ同じ場所、同じ距離、同じクラブと、全てを同じ条件して打ったとしても、なぜかうまくいくときと、いかないときがあるんだ。それはなぜかって話。(中略)では、その握力の強弱は、何によって決まるのか、というのがこの論文。結論から言うと、それは『脳の揺らぎ』で決まる。

 

(中略)──ゆらぎ。そう。回路の内部には自発活動があって、回路状態がふらふらとゆらいでいる。そして『入力』刺激を受けた回路は、その瞬間の『ゆらぎ』を取り込みつつ、『出力』している。つまり、『入力+ゆらぎ=出力』という計算を行うのが脳なんだ。となると『いつ入力が来るか』が、ものすごく大切だとも言えるよね。だって、その瞬間のゆらぎによって応答が決まってしまうんだから。結局、脳の出力はタイミングの問題になってくる。

 

どんな一流の人間で、天才と呼ばれる人間も、ロボットのように正確に、同じ結果を捻出することはできない。様々な影響によってバロメーターに変化が起きてしまうのが、人間というものなのである。だとしたら、『一度しかない試合』で、『たまたま100%が出るとを期待する』のは、半ば、『運試し』に近いものがあるわけだ。

 

しかし、試合を運試しの様なつもりで臨むのは、いささか無責任だ。やはり、プロとしてやる以上、本番で100%の実力を出さなければならない。だが、それをコントロールすることは出来ない。だとしたら、普段から120%の力を振り絞っていればどうだ。たまたま試合で調子が悪くても、それは『100%でしかやっていなかった時の実力』とほぼ同じものが出るかもしれない。

 

 

こうしてメーターを二つ並べればわかるが、確かにその日、下の『赤いメーター』の実力しか出せなかった。普段は『緑のメーター』ぐらい出せるのだ。しかしこれは、上のメーターが120%であった場合のメーターであり、実際は、この『赤いメーターの数値』は100%である。つまり、普段自分が120%を出すことを当たり前としていれば、自分の中で、それが自然と100%になってくる。そうすると、試合でもし80%しか出せなくても、実際は普段120%出しているので、結果的に元々あった100%の実力が出せることになる。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

特別情報

当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。

 

『38の黄金律』へ

 

名言一覧

名言一覧(厳選した500人の8,000の格言)

 

Pickup名言

8000の言葉から名言がランダムに表示されます。偶然あなたに突き刺さる言葉に出逢えるかも∠(`・ω・´)✧!?

名言AI

ツルゲーネフ『私のために夕食の支度をして待っていてくれる女性がどこかにいたら、私は才能の全てを投げ捨てても悔いはない。』 ロングフェロー『成長しようとする心が若さを保つ秘訣だ。』 タ行(偉人一覧)

 

関連する『黄金律

『人間が戦うべき相手は外にはいない。「内」にいるのだ。』

同じ人物の名言一覧

王貞治の名言・格言一覧