名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『人間として生まれてきた以上、恐怖感があるというのは、むしろ自然なことなのだ。これから文明がさらに発達するにつれて、恐怖感を持つ人はもっと増えてくると思う。恐怖感は自分一人でなく、これは人類全体の運命なんだと思って取り組んでいけば、以外に救われるんじゃないか。』
高い絶壁に立ち、下を見下ろすと足がすくむ。『正解』だ。一つ間違えれば命を落とす。それが本能に植えついているのだ。尖った物を見ると、恐怖を覚える。それも『正解』だ。それも本能に植えついている。
ただ、『本能』と言うが、実は私は10代前半辺りまでは、この『高い場所』も『尖ったナイフ』も、別に怖くなかった。高い電波塔の様な場所があったら、いつも周りが怖がる中、私はスラスラと上に登ったものだった。ナイフも、『剣、ソード』の様な、ゲーム世代の自分にとっては、別に『怖い』という印象ではなかった。むしろこれらの要素に触れるとき私は、興奮していたし、楽しかった。
だが時は流れ、多くの人が死んだニュースが、耳に入るようになってきた。事実、自分の周りで『尖った物』での事件も起きて、その物へ定着するイメージの形容が変わっていったのだ。今でも、別に『怖い』ということはない。だが、『怖さ』を知ったという面では、当時とは違った形容のイメージを抱くようになったわけだが、この感情の変化を一通り考えてみた時、『形容が変わった』というよりも、『思い出した』という方が、しっくり来る表現方法だという風に捉えることが出来る。それは例えば、学者たちの意見や、読んだ本の影響かなにかも関係しているだろう。
『無痛症』の人がいる。しかし、『後の体質は他の人間と同じ』なわけだ。彼らは、スネをどこかに思い切りぶつけても、痛みを感じない。尖った物に腕を突き刺しても、痛みを感じない。だが、彼らには骨があり、血があり、肉がついているわけで、それを損傷、喪失すると、命を落とすのである。そう考えると『自己防衛本能』とは、人間が、その要素を崩さないように生きていくために、必要不可欠な本能のこと。その恐怖心があるからこそ、自分がそれまで人生を生き延びることが出来たと考えれば、自分を『臆病者』と卑下して塞ぎ込むことはなくなるだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
名言一覧
Pickup名言
名言AI
D・デックス『女には、どうしてもわからないテーマが一つある。男は仕事に注ぐだけの熱情をなぜ家庭にそそげないのか、ということだ。』 トロツキー『人間の性格の深さと力はその道徳的なたくわえによって定められる。』 キケロ『始まりは、どんなものでも小さい。』