名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
一流のお笑い芸人の話をよく聞いていると、『緊張と緩和』というキーワードをよく耳にすることがある。笑いの前に緊張あり。その緊張がほどけた時に、その不安が解消されてドッと笑いが起きる。そうしたことを考えた時、カントの言葉は傾聴に値する。例えば、北野武がくりぃむしちゅーと、まだそこまで深い絡みがなかったとき、番組上で、半分ジョーク、半分本気のような、そういうお互いの間合いの争奪が行われたような、そういう雰囲気が一瞬出来上がって、一瞬ピリついたような印象を受けたシーンがあった。
その時たけしは、
たけし
と言って、たけしのバック(背後)にいる権力者の存在を匂わせて、視聴者の私の集中は一瞬グッと惹きつけられたわけだが、次の瞬間に、その緊張が解けることになった。たけしが、
たけし
と言ったのである。こうした緊張と緩和によって捻出される笑いを、私も随分とこの目で見て来た。だから、カントがそれについて理解していたことは、面白い話である。
バックを『バッグ』とし、『エルメスのバッグを持っているんだぞ!』というジョークを言った。
また、これはつい先日のことだが、私の妹が北海道に旅行に行き、帰ってきたときに、なぜか私は含み笑いを止められない現象が起きた。普段、ヘラヘラしたり、ニヤケたりすることを決してしない性格上、後で振り返って、そんな自分の行動が説明できず、いらだっていたのだが、もしかしたら私は、心底の部分で妹の安否を心配していて、無事に帰ってきたことで、安堵に包まれ、笑いを止められなかったのかもしれない。カントの言葉を内省して、そんなことを考えたのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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