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ゲーテ『豊かさは、節度の中にある。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

偉人

ふむ…。

運営者

考察

節度を守らないという状況を思い浮かべた時、『羽目を外す』という状態を想像できるだろう。『羽目』とは、馬を制するために口に噛ませる「馬銜(はみ)」が語源だ。馬を野生化させないためにつけておく金具の事である。あれを外してしまうと、野生化してしまう。それを抑えて理性的に行動させようというのが、『羽目』という金具である。

 

 

ソクラテスは言う。

ソクラテス

 

あるいは、ブッダならこうだ。

ブッダ

 

我々には『羽目』という理性が必要なのだ。それは、節度であり、節制である。例えば、『それ』をないがしろにして暴走したとする。暴飲、暴食、強姦、暴動、交通ルールを無視して暴走したと思えば、ところ構わず排泄物をまき散らす姿がそこにある。そこにあるのは本当に『豊かさ』か、あるいは『後悔』か。冷静になって考えてみると良い。

 

ショーペン・ハウエルは言った。

 

飲めば飲む

 

追記:本日某有名人が淫行によって書類送検された。女子高生との淫行問題が浮上し、世間を騒がせたのである。私は男として、その気持ちはわかる。わかるが、世の中には『わかっちゃいるけど、わかっちゃいけない』ことがあるのだ。例えば、腹が立つ人を殴りたい気持ちはわかる。自分の家族を事故死させた人を殺したい気持ちはわかる。だが、それを公に認めてしまうと社会はどうなるだろうか。

 

例えば、ボリビアのある地域では、『リンチ』行為が常識的に浸透している。警察に捕まってつるし上げにされている状態の加害者を集団でさらって、みんなでリンチし、殺害してしまうこともあるというのだ。『私刑』を行うのである。

 

ボリビア

 

その地域では強盗や強姦が多く、そういった私刑が常識的に存在すれば、抑止力になると地域の人間は考えているようだ。しかし、なぜだかそのような常識が全くない日本では、強盗も強姦もその地域ほど多くない。そう考えると、その私刑の存在の信憑性が疑わしくなる。それがあってもなくてもその地域の人々の思想にある種のパラダイム転換が行われない限り、その手の犯罪はなくなることはないだろう。

 

例えば、日本文芸社『脳とカラダの不思議』にはこうある。

一般の動物は、育てやすい季節に出産を行えるように発情期というものが脳の中にプログラミングされているが人間の場合はいつでもセックスが可能だ。これは、脳の中の大脳皮質が深く関係している。生殖に関するメカニズムを担っているのは脳幹にある視床下部であるが、人間の場合は大脳皮質の前頭連合野も性行動に深く関係している。もし、視床下部だけに性行動が支配されているとしたら、人はひたすら欲望の赴くままにセックスを求めて、社会的な秩序はあっという間に崩壊してしまう。

 

たしかに我々人間には、欲望が存在している。だが、その欲望の『持っていき方』を間違えると、人間は『人の道』を踏み外すことになる。だからそれをしないようにあらゆる外部要因でもって網を張るが、その『手段』を間違えると、抑止力になるどころか問題が悪化することさえある。『力』で強引にその欲望を押さえつけるやり方も、確かに効力はある。だが、時に西洋医学の抗生物質が、東洋医学の自然治癒に完敗することがあるように、外部の力に頼り切る発想をしている人は、そのパラダイム(考え方)の転換を余儀なくされることがある。全員に欲望があるのだ。その欲望を暴走させた人の気持ちはわかる。だが、わかっちゃいるけど、わかっちゃいけない。我々は動物ではなく、人間なのだから。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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