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シェイクスピア『誠の恋をするものは、みな一目で恋をする。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

この言葉を、まず単純に

 

やっぱり本当の恋って、一目ぼれなんだよね!

 

と受け止め、ロマンチックな気分に浸っても全然いい。それはある意味、的を外していないからだ。だが、ここにある情報は、ただ単純に『素敵な恋に焦がれたい』と思っている人が、確実にレベルアップできる内容である。この内容をすぐに理解できる人は、『焦がれた恋』が冷め

 

なぜあの人のことが好きだったんだろう?

 

と冷静さを取り戻し、そのコントラストの差に首をかしげた経験がある人たちだ。

 

『誠の恋をするものは、みな一目で恋をする。』

 

つまり、『恋』自体が、『そういうもの』なのだ。恋の仕組みが、そうなっているのである。権威ある脳科学者が非常に興味深いことを言うのだ。

ヘロインをやっているときと、恋をしているときの脳の状態が、瓜二つなんです。』

 

実は、『恋は盲目』という言葉は、本当なのである。恋をするとき、脳内の『テグメンタ』という部分が活性化していて、実は、これがヘロインを使用しているときの脳の状態と酷似しているというのだ。だとすると、『恋』自体が、そういう『ある種の麻薬中毒状態』なのだから、ろくに話もしたことがないのに、その人の家庭環境や人格がわかっていないのに『一目で恋をする』という、全く論理的ではない状態が生まれたのなら、それは『誠の恋』なのである。とにかく理屈ぬきに冷静じゃいられなくなる。それが『恋』の正体だ。

 

だから『恋』については、それでいい。だが、覚えておかなければならないのは、『恋』は奪うもの。『愛』は与えるものだということだ。その、ある意味自分勝手に生まれた一種の錯乱状態である『恋』を、尊き『愛』に変えられるかどうかはわからない。最初は好きだった。でも、つきあっているうちに嫌いなところが見えてきた。それは『恋が冷めた』という表現で間違いない。麻薬や酒でたとえるのなら、『抜けて』きたのだ。活性化が収まってしまった。沈静化されたのだ。しかし多くの場合、相手はそもそも、悪気があってその『冷める要素』を隠してきたわけではなかった。それがたまたまのタイミングで、自然と露呈しただけなのだ。

 

しかし、『自分勝手に恋をした人間』にとっては、

 

こんなの理想の相手じゃない!

 

として、裏切られた気持ちになるのだ。そして恋が冷める。だが、それはどうも自分勝手ではないだろうか。相手は、最初からそのポテンシャル(人格、能力、要素)だった。しかし、自分が勝手にその相手に理想像を押し付け、恋をしてしまっていたせいで、そのギャップに幻滅し、恋が冷めた。それではいつまで経っても『恋』止まりだ。『愛』に発展することはない。

 

『愛』は与えるものだ。その力は、人間が思っている以上に計り知れない力を秘めている。第2の黄金律、

 

『愛があれば全ては解決する。』

 

にも書いたが、愛さえあれば、相手の短所さえ愛おしくなるはずである。そうじゃないなら、そこに『愛』はなく、あるのは一方的な『恋』だけだ。『恋愛』。それは、悪く言えば自分勝手に、良く言えば奇跡的に生まれた『恋心』という小さなエネルギーを、大きな大きな『愛』というエネルギーに昇華させる為の、大切な時間だ。発端はなんだっていい。発端がなければどうやって人を好きになるんだ。素晴らしい恋愛の時間を堪能して、『二人で』愛を育みたい。

 

愛

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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