名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
真珠は深海にしかない。こんな表現を使って私は、もう10年以上が経つ。今日、初めて同じ表現をする偉人の言葉に出会った。いや、もしかしたら10年以上前のおぼろげな記憶の時代に、『真珠=深海』というイメージが、刷り込まれていたのかもしれない。そしてそれを刷り込んだのは、このジョン・ドライデンなのかもしれない。
『深化の時期』。それは、人間が真価を発揮する為に必要な、登竜門である。
ホイットマンは言った。
『人間の真価』とは、『愛』である。愛に溢れた人間こそが、人間の真骨頂である。表層上にあるものに違和感、不信感を覚える人。人生を決めつけるのはまだ早い。深海には潜ったか?そう自問してみると良い。私もかつて、歪曲された愛情を受け、そして不当な評価の連続を受け、世の中に憤慨していた。
(そのルールは、誰が決めたんだ?俺は決めてない。俺以外の人間が従えばいい。)
こんな風に世の中を敵視するような、人間だったのだ。実を言うと、別にその考え方は今も大きく変わってはいない。しかし、決定的に違うのは、『主体性』だ。
『自分の身の回りで起きたことは全て自分の責任だ』
つまり、以下の黄金律を理解したのである。
この事実に直面したときに、プライドが揺り動かされたのだ。私はこの高いプライドに救われた。この事実を見なかったことにして隠蔽し、悲劇のヒーローを続ける選択肢もあった。しかし、それはプライドが許さなかった。するとどうだろう。その『主体性』から目を逸らさないようになってからは、『では、そのルールを自分で決めればいいではないか。』という具合に、それまで長らく続けられていた受け身の体制が、一新されたのだ。
それが出来るようになったのは、私が、光の当たらないような、深海の闇に堕ちたからだった。そこで真珠を見つけたのだ。その真珠が、道を、光照らしてくれるようになったのだ。
『欠点は、表面に浮かんで流れるわらのようなもの。真珠を求めるなら、深くもぐれ。』
また、これは今日も遅刻をしている、入社して10年経つ私の部下にも同じことが言えるだろう。確かに彼は非常識だ。非常識極まりないと言っていい。彼に対して『常識』を求めようものならこちらの身が持たない。事実、何度も激高し、彼の頭の上に木刀の『柄の部分』を振り下ろす直前まで行ったことがある。だが、私が彼を殺したら『被害者』がすり替わってしまう。彼が被害者になり、私が加害者となり、刑務所では彼のことを一生考える人生を強いられることになる。つまり、私は目の前の疫病神のような存在を、見て見ぬふりをして首にしてしまっても、忌み嫌って殺してしまってもいけない。
だが、アメもムチも何をやっても通用しない。私は彼と日本の世界遺産を全て見て回ったし、富士登山もやった。たくさんのお風呂に入り、食事もして、話した時間は1,000時間を超えている。しかし、彼は今日も遅刻をしている。これが現実なのだ。
挙句の果てに彼は仕事もきちんとできない。決められたルーチンワークすらも手を抜いて楽をするような愚かな人間だ。彼のことを常識で考えたらとてもやっていけない。しかし、そんな彼の真珠ですらも、深く深くに潜ればきちんと存在しているのだ。私が彼を殺さない理由、そして彼が大きな罪を犯して逮捕されない理由はそこにある。彼は彼なりに生きている。その生き方は決して認められるものではないが、こういう人間も世の中にはいるのだ。私の叔父は統合失調症だった。いつも独り言を言って、気味が悪い思う時期もあった。だが、そんな彼の一生を思い出すと、とてもいいひとだった。
『欠点は、表面に浮かんで流れるわらのようなもの。真珠を求めるなら、深くもぐれ。』
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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絶望名人部下
『絶望名人カフカ 希望名人ゲーテ』という本があり、『ちびまる子ちゃん』には『いつも前向き、山田君』と『いつも下向き、藤木君』がいますが、私はいわば『ゲーテかつ山田君』であり、私の20年来の部下は『カフカかつ藤木君』です。そのような人から見るとこの名言はどう見えるでしょうか。
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もう一つの内省
自分の欠点は常に表面に出てくるなか、それを改善していくために必要な答えは自分の心の奥深くにある。深くまで答えを見つけにいかなければいつまでたっても改善されずに表面に浮かび上がってきてしまう。欠点が表面に出てくることが無いように、問題のある部分をなくし、表面に浮かぶ原因となっている物体をなくさなければならない。浮かんできて困るようなことがなくなれば、どんな時であっても欠点が出るようなことがなくなる。完全になくすことは難しいが、限りなくゼロに近づいていくことは努力次第ではできるはずだ。