名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
デール・カーネギー の名著『道は開ける』にはこうある。
忙しい状態に身を置くと言う単純なことで、なぜ不安を拭い去ることが出来るのだろうか?そのわけは、ある法則─心理学が明らかにしたもっとも基本的な法則のためである。その法則とは、どんなに優秀な頭脳の持ち主であっても、人間は一度に<一つの事>しか思考できないというものだ。あなたには信じられないかもしれない。では、実験してみようではないか。
まず、いすの背に上体を預けるようにして目をつぶる。そして『自由の女神』と明日の朝のあなたの行動予定とを同時に思い浮かべて欲しい。おわかりだろう。一つ一つを<交互に>考えることはできても、二つを同時に考えることはできないはずだ。これと同じことが、感情についても当てはまる。一方で、うきうきした気分で何かに夢中になっていながら、もう一方では、悩みの為に意気消沈するという二つの状態にまったく同時に身を置くことは出来ない。一つの感情は別の感情を追い払ってしまう。そして、この単純な発見によって軍の精神分析医たちは、大戦中にいろいろと奇跡をおこなってきた。
将兵たちが戦場で衝撃的な体験を重ね、『神経症』と呼ばれる状態で戻ってくると、軍医たちは処方箋に『多忙にしておくこと』と書き込むのだった。これら神経に変調をきたした人たちの起きている時間には、活動が詰め込まれた。ふつうは、魚釣り、狩猟、球技、ゴルフ、写真撮影、園芸、ダンスなどの戸外活動である。彼らにはおそろしい体験を思い出す時間が与えられなかったのだ。『作業療法』というのは、労働が薬剤と同様の効果を持つと診断された際に、精神分析医が用いる専門用語である。だが、別に目新しいものではない。古代ギリシャの医師たちは、キリストの生誕よりも500年も前に、このことを主張していた!
私もジョギングをするときは、いつも脳内が整理されて、あるいは浄化されるようで、気分が整うことが多い。私も人一倍物事を考える人間だから、考え過ぎる人の気持ちはよく理解る。その私が言うのだ。騙されたと思って、『四の五の言わずにまずは動くか』という発想を植え付けてみるといいだろう。
そしてもう一つ。
(何に悩んでいたっけ?どうせ死ぬのに、無駄な時間を過ごしたな。)
という思慮にまで辿り着いてからだ。自分の事を『考えすぎる性格だ』と言うのは。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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パブロ・ピカソ『すべてのものは、かぎられた量しかない。とくに幸福は。』 フランクリン・ルーズベルト『3時間、真剣に考えて、結論を出したら、3年間、真剣に考えても、結論は変らない。』 竹村健一『人間は誰だって劣等感を持っている。他人にひけ目を感じる部分を必ず持っている。事実は事実として、はっきりそう認めてしまえばいい。居直るのだ。』