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ディケンズ『誰のためであれ、人生の重荷を軽くしてあげる人であれば、その人は無用の人ではない。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

もちろんそうだ。これに反論する人がいるのかどうか考えたが、いないだろう。だが例えば、私の部下で考えてみた。私の部下は、『甘え』が骨の髄にまで染みついているような、本当に『ろくでなし』という言葉がピタリ当てはまる様な、愚かな人間だった。『だった』というか、別に今もその延長線上にいる。

 

だが、彼の家族は、それを『よし』としているのである。それは彼ら一家の心の奥に潜む、『被害者意識』が深く関係している。彼らは事実、ある事件の『被害者』なのだ。そこまでは同情に値する。だが、

 

『だからといってその看板を掲げ続けて、いつまでも被害者ヅラ出来ると思うな』

 

それが上司である私の見解である。百歩譲って、迷惑を被る私の人生は置いておこう。だが、

 

  1. 『お前にダラダラ対応されるお客さんは?』
  2. 『お前がまき散らす負のオーラに巻き込まれる友人は?』
  3. 『お前に育てられる将来の子孫の運命は?』

 

そのカギは、誰が握っていると思うか。世の中には、たとえ被害者でも、それを理由に怠惰することに恥を覚える人間もいる。 それを考えただけで、彼には『ろくでなし』の烙印が押されるのだ。それは、彼以外の全ての人間が、同じ条件なのである。

 

では、本当に彼は『使えないろくでなしの万年窓際ミス人間』なのだろうか。『無能』のレッテルを、一生貼られるのか。いや、私はそんなこと一言も言ってない。確かに私は彼に『死ね』と言うが、それは『現状のゲシュタルト(人格)』に対して言っているだけだ。つまり、『成長したゲシュタルト』は、最高の部下なのである。

 

ゲシュタルト

 

幼稚園の時の自分の人格を覚えているだろうか。積木か何かを口にしてしまったことの心境を覚えているだろうか。覚えていないのであれば、ここでいう『当時のゲシュタルトは死んだ』のだ。そして、成長した。文字通り、『大人に成った』のだ。小人を卒業したのである。

 

『自分の居場所の作り方』にもこう書いてあった。

『あなたの部下が、あなたより仕事が出来ないことに腹を立てないでください。あなたの部下は、あなたより仕事が出来ないから、あなたの部下なのです。』

 

彼は私の部下だ。もはや親からも『教育放棄』されたこの人間を、根底から教育し直す。言うなればそれは、『乱れきった歯の矯正』だ。奴隷の様に扱われることは、自分は良くても、子孫はどう思うだろうか。

 

(パパ、格好悪いな)

 

と思われてはいけないし、私は、思わせてはいけないのだ。ディケンズの言う様に、奴隷とて、無用ではない。立派な『人材』だ。だが、恐らく『人罪』である。『人財』でなければならない。

 

※追記:ちなみにこの記事から4年、まだ彼はこの延長線上にいる。どちらかが諦めたら終わりだ。そういう厳しい戦いが、今もなお続いている。一つだけ恵まれていることがあるとすれば、我々はまだ、34歳と32歳という年齢だということだ。

 

しかし、矢沢永吉がこう言った様に、

 

彼が今、無様な生き方を晒すのは10代、20代で自堕落な人生を送ってきたからだ。彼の40代の運命は、彼の30代で決まるだろう。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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