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デュマ『確かに盗作した。だが俺の書いたものの方が面白い。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

私は、デュマのこの発言を、理解してしまう自分がいることに気づいている。

『盗む盗むと人は言うが、アレクサンドル大帝がギリシャを盗んだとか、イタリアを盗んだとか誰も言わないじゃないか。僕が他人から取ってくるのは、盗むのじゃない。征服したんだ。併合したんだ。』

 

作家だろうがアーティストだろうが、物を作るクリエーターというものには、ある種の強い『意志』がある。『良い物を作りたい』と、思う強い意志だ。だがその背景には、『引用、転載、著作権』という人間の心を守るルールがしっかりと存在し、その『意志』が、単なる『エゴ』だと思い知らされるようになっている。

 

スティーブ・ジョブズはこう言い、

 

ピカソは言った。

 

芸術

 

この『盗む発想』をする人間は、デュマだけではないが、しかし、彼らとて著作権を踏みにじるような真似をしたなら、盗人扱いされることになる。

 

『援用』とは、自分の意見を正当化させるために、ある意見を取り入れて、その言葉に自分の援護をさせる、意見を強化させることを言う。デュマのこの言葉は、ただの『援用』である。盗まれた人の気持ちを考えてみればわかるだろう。だがもし、その盗まれた人と、著作権の取引を成立させたらどうなるだろうか?それだけで、この問題は全て解決するだろう。

 

それからジョブズやピカソは、なぜわざわざ『真似をする』ということを否定して、『盗む』という考え方に至ったのだろうか。詳細は記事に書いた。結局は人間の意志をないがしろにしないことが求められているのだ。自分一人の意志だけが優れていると思うのは『エゴ』である。

 

だがもし、『エゴ』を貫いている人間が人々を出し抜いて、富や名声を得ているとしたらどうだろうか。それでも人は、『意志』を尊重するべきだろうか。答は『YES』である。それが、”力”に屈しないということだ。

 

人間の欲望はもう数千年も前から、貪欲で、強欲だという事実がわかっている。その歴史から目を逸らし、同じように私利私欲に憑りつかれ、あるいは”力”に目が眩んで、膨張して弾けることを止められないような人間には、成り下がってはならないのである。

 

どうせ散り行く運命に生まれた人間には、たしかに『意地』がある。何かを成し遂げてやろう、何かを遺してやろうという、強い『意地』が。だが、それよりも重視するべきなのは『意志』なのである。前者は、例えば銃を乱射して無実の人を大勢殺し、自殺するような人間にも当てはまるが、後者は、理不尽や”力”、そして儚く虚しいこの人生にも屈しない、強い人間だけが持ち合わせている、『尊い』魂の在り方なのである。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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