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トマス・ホッブズ『法は人間の活動を除去すべきものではなく、指導だけを行なうべきものである。それは、自然のつくった川の岸が、流れをせき止めるためのものではなく、流れに方向を与えるためのものであるのと同じである。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

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考察

そうではなく、法律が人間を支配する世界になれば、人間はまるで、ロボットの様に正確に、規則正しい一生を送ることを余儀なくされる。確かにそうすれば、例えば生産を機械で行っている業者が存在していて、そこに『機械同士の対立や戦争』が起きないように、極めて平和で、安定した世界を創り上げることが出来るかもしれない。しかし、そこにいるのは人間ではなく、ロボットのように見える。

 

 

自然に出来た川は、堰止めなんか考えない。流れを作るために勝手に出来たんだ。

 

という発想は確かに真理を突いている。私はよく滝を見に行くことがあるが、自然が創った壮大な滝や景色を見ていると、人間の無力さをただただ思い知るわけだ。

 

(世界遺産:『紀伊山地の霊場と参詣道』那智の大滝 :2010年)

 

滝を見ていると、必ず『地球』を想像するのだ。

 

(地球って、本当はこうした風景だけが広がっている惑星なんだよなあ。)

 

という風に、宇宙の中にある地球という惑星を、強く認識するのだ。人間は、その地球の一つの生命体に過ぎず、いくら覇者ぶっても、偉そうにしても、そこから外に出ることすらできない、単なる内弁慶の、世間知らずなのだ。

 

従って、そんな未熟な人間が決めた『法』というものなど、その信憑性は、ほとんどないのだ。ましてや、『人間に活動を除去して、ロボットの様に正確になる』などと、地球ではもちろん、もしかしたら宇宙のどこを探しても、そんな風に自然の摂理に逆らう様な発想はしていないかもしれない。

 

あくまでも『逸れない』ように。倫理から、仁義から、大道から、人が生きるべき道から逸れないように法がある。まるで、地球に大気圏があり、その外へ出ると酸素がなくなり、死んでしまう様に、人間にもそういった『見えない大気圏』の様な『境界線、枠』があり、そこからはみ出してしまうと、人が傷つき、あるいは犯罪となってしまうように、人間は、その境界線、枠からはみ出ないように、逸れないように、法を利用するべきなのだ。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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