名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
つまり『自覚があるかないか』が最大のポイントである。例えば夢遊病の様なイメージで、意識を失って町中を歩き回るとする。昼は普通に暮らしているのだが、夜になるとそうなる。そういう生活が5年ぐらい続いているとする。自覚症状がないのだ。本人は気づいていない。だが、確かにそういうことが起きている。
『ナルコレプシー』とは、急に眠ってしまう病気である。だからこの病を患っている人は、町中を歩くとき、フルフェイスのヘルメットをかぶる。なぜなら、本当に急に眠ってしまうからだ。
その時、下がコンクリートとか、人混みがあるとか、後方から車が来ているということなど、関係ないのである。命に係わるのだ。そういう病気は、実際に存在するのだ。
そう考えると、前述した『徘徊者』の奇妙な生活の話に、真実味が帯びて来る。彼にとって、その『無意識に徘徊している時間』はどんな意味があるだろうか。ここで言う『深い意味』は、あるのだろうか。何しろ『自覚していない』のだ。どう考えたって、そこに深い意味など、存在しない。
だが、である。
その徘徊の深層心理に、『日頃溜まっているストレス』という悩みの種があって、それを『無意識のうちに、徘徊という形で解消している』、つまり、『非日常的な生活をしてみせることで、許容範囲を超えて悲鳴をあげていた自分の限界値をリセットさせる為にやっていた』ということであれば、どうだろうか。
何しろ彼はその5年間、昼は正常に生活しているのである。その『正常』になれた原因が、『夜の異常行動』にあるとしたら、その徘徊には、深い意味がある。こう考えると、一つ一つのことには意味があるのである。
エネルギー不変の法則とは、リンク先に書いたとおり、エネルギーの総和は、燃えても死んでも灰になっても、『変わらない』という事実のことである。
そう考えると、石ころ一つに、意味がある。何しろ我々と同じ、エネルギー。生命体の一つなのだから。
『自覚さえすればどんな生活にだって深い意味が出来る。』
この言葉を見た後、こういう言葉を見てみる。
『刑務所の鉄格子の間から、二人の男が外を見た。一人は泥を眺め、一人は星を眺めた。』
そうすると、たとえこの世の地の果てにいようと、人間はこの虚無たる混沌とした宇宙の闇の中、そして自分の虚しく、儚い無意味な一生に、尊い意味を見出すことができるという、無限の可能性を秘めた生き物であるということを、思い知るだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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