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永守重信『大事なのは社員の意識だ。社員が「会社をもっと強くしよう」「もっと大きくしよう」と自ら意識を持つようになって初めて企業は強くなる。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

主体性のない社員ほど腹が立つ存在はない。全ての上司は、そういう部下に対し、そう思っているだろう。当たり前だ。憤慨する。何のために会社にいるのかわからない。激昂することもある。常在戦場だ。ままごとをやっているんじゃないんだ。

 

 

例えば、会社が相対する、顧客がいるのだ。そのこと一つ考えただけで、主体的に仕事をしなければならない。では、主体性なく仕事をしたとしよう。ベルトコンベアの作業場で、一人、そういう人間がいた。その日、総括する主任がたまたまいなかった。だから、欠陥商品を見過ごしてしまい、それがそのまま納品されてしまったのだ。

 

『虫』が入っていた。異物混入である。もし私が客だったら、虫が入った缶詰やラーメンを見たら、激昂し、大問題に発展させるだろう。私は虫が嫌いだからだ。好きな人はそれほど騒がないし、劣悪な環境に慣れた人からすれば日常茶飯事だが、私の様な人間はいる。いや、私などまだ良い方である。世の中には様々な人がいるのだ。

 

では一体、その責任をだれが取るというのか。『会社』だ。社長だ。当たり前だ。それが会社という組織だ。しかし、その規模の会社となると、比較的人数が多い組織だ。だとすると、社長はベルトコンベアの作業以外に、やるべきことがたくさんある。それに対する社会的責任を果たし、謝罪している間に、他のやるべきことがおろそかになり、仕事の足止めを食らい、あるいは損害を被る。

 

そうなると、いざその『やる気のないパート及び社員』がやる気を出し、どんどん昇格していこうと意志を燃やす日が来たとしても、そうした幾多の足止めの結果、昇進、昇給はおろか、かつて行われた不祥事や失態の責任を取るだけの仕事で手がいっぱいになり、疲弊し、またやる気が削がれてしまうことになるかもしれない。

 

そして負の悪循環は連鎖する。『強い企業』とは、負の悪循環が連鎖する企業だと思うだろうか。思うなら、まずはその頭をきちんと整えるところから始めた方が良い。その時間を確保することはむしろ、『プラス』の動きである。『マイナス』の連鎖に突入して時間を浪費する時間を、カットできるのだから。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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トーマス・フラー『世界は登るものと降るものの一つのはしごである。』 王貞治『いままでの僕の記録はみんな、耐えることで作られてきたんです。』 クロード・ホプキンズ『自分の目標を達成した人、ほんとうに幸福な人、あるいは満ち足りている人にはめったに出会えるものではない。それでも私たちは、自分の一生に関わる問題を、大多数の考えに委ねるべきだろうか。』

 

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