名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
『孤独』を突き詰めると、『孤高』になる。彼や彼女が、孤独か、孤高かということを、あなたはどう決めているだろうか。まず『友人』はどう言っている。それを見て、一度彼らが本当に『友人』かどうか、見極めてみるといい。例えば、イチローは小学生のころからメジャーリーガーになることを目標に設定し、来る日も来る日も、野球の練習に励み、それをその通りに実現させた。
その際中、おそらく周りの『友人』は面白くはなかっただろう。遊びたかったはずだ。横道に逸れたかった。そういうことを楽しむ期間が、青春時代の特権だという概念がまかり通っている。イチローは『孤独』だったのだろうか。それとも『孤高』だったのだろうか。
また、バブル時代のある友人たちの人間関係はどうだろうか。バブル時代は当然、『今はバブルの最中だ』と思っていない。バブルというのは文字通り『泡』だ。『泡』はふわっと簡単に上に登るが、あっけなく弾けて消える。そういう時代を『バブル時代』と表現しているだけだ。だが、そう認識していない人間は朝から晩まで贅沢三昧。うなぎのぼりの景気に浮足立ち、お金を右から左に動かすだけであっという間に資産が増えるから、その場所がかつて焼野原だったことを忘れ、人々は贅の限りを尽くした。
そんな時、『誘いを断った』人がいたとする。遊ぶ誘いや、リスクの高い投資への誘いだ。彼は、『リスクなどない』と思っていた彼らからすれば面白くなかっただろう。『付き合いが悪い』と思われたはずだ。『あいつは孤独な奴だ』と、揶揄されただろう。
そしてバブルは弾けた。贅の限りを尽くした人々の経済状況は一転し、リスクヘッジをした彼は、ダメージを受けなかった。誘いを断った彼は、『孤独』だったのだろうか。それとも、『孤高』だったのだろうか。
だが確かに、孤独でいるのは『大変』である。まず第一に、『誤魔化し』がきかない。人間、毎日の人生を出来るだけ誤魔化して生きていくことで、負担を分散させるものである。孤独な人間は、それが出来ない。自分と向き合う時間が多くなるからだ。だが実は、それが何よりも重要なことなのである。
つまるところ『孤独』と『孤高』は紙一重で、自分が『孤独』だと思っている人は、『本当は皆と一緒にいて、誤魔化したり、共感を覚えたい』と願っている人のことで、それはイチローたちのそれとは一線を画す存在である。自分が『孤高』であると自負している人は、『本当に自分が歩くべき道はこの道だ』と確信している人のことで、それはイチローたちと同じ道の上にいる存在である。
どうせ孤独の日々を過ごすなら、自分が『孤高』であると自負し、堂々と生きてみてはどうだろうか。『大変』という字は『大きく変わる』と書く。大変な思いをしただけ人は、大きく成長できるのだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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『絶望名人カフカ 希望名人ゲーテ』という本があり、『ちびまる子ちゃん』には『いつも前向き、山田君』と『いつも下向き、藤木君』がいますが、私はいわば『ゲーテかつ山田君』であり、私の20年来の部下は『カフカかつ藤木君』です。そのような人から見るとこの名言はどう見えるでしょうか。
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もう一つの内省
孤独の意味を理解できていなく、本当の孤独から逃げているから自分に対して厳しくできていない場面が多い。逆に自分に対して厳しくできていれば一人でいる時でも、周りに誰かがいる時であっても、周りに影響されることなく、どんな場面であっても行動が変わることがなくなるはずだ。人に影響されない心を持つことができれば、一年中どんな日であったとしても自分のリズムを崩すことなく、気持ちが揺れることもなく変わらず一定でいることができる。
自分にとって、一人の時の行動が全ての成長につながっていると意識していくことが、ぶれない、影響されない心を作っていくことに重要になっていくはずだ。一人の時であっても周りの気持ちを考えた配慮ある行動があるということを理解して、一人の時の時間を大切にしていく。