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ニーチェ『人間は赤い頬をした動物である。なぜ赤い頬になったのか。あまりにもしばしば自分を恥じねばならなかったからである。人間は時折、自分を恥じねばならぬ動物である。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

恥をかく。恥を覚える。恥ずかしくなる。真っ赤になる。私はこういうことは、なるべく避けたいと思って生きている。『プライド』が高いのだ。だからそれは避けたい。プライドが許さないからだ。だが、

 

ブッダは言った。

ブッダ

 

これはそもそも私の超訳だから、ブッダの言葉を通して私の心から捻出された言葉だ。私は『恥を知る』ことを隠蔽するプライドのかけらもない人間には、決して成り下がるつもりはない。

 

私は10代の時まではそういう人間だったが、それを恩師の後押しの力も手伝って、こう言えるまでになった。大人になってから母や祖母の人格を冷静に分析してみると、まあ彼女らの排他的で、傲慢なことと言ったらない。自分たちがクリスチャンだからといって、聖人君子にでもなったように人を差別する。

 

 

例えば今日、名優高倉健が亡くなったニュースで少しだけ話をしたとき、私は『瀬戸内寂聴美輪明宏もそろそろかもしれないなあ。』と言ったが、母は

 

美輪明宏?あぁ…

 

とだけ言って、その話をそのまま流した。美輪明宏には、私が代わりに謝罪しよう。こんな排他的で差別的な母を赦していただきたい。しかし、『許す』必要はない。私も『許す』つもりはない。私もどちらかというと同性愛者は苦手だが、しかし、世界的にあるダイバーシティ(多様性)を考えた時に、その思想を持つことはまるで『刀を持ち歩く』ことと同じだ。

 

日本は、同性愛者にとってとても住みづらい国だと言われている。オランダやカナダ等、彼らが住みやすい国があるのだ。それが事実なのに、それを受け入れないのは、排他的であり、差別なのである。美輪明宏とて、その点について極めて深刻な悩みを抱え続けて生きて来ただろう。その悩みを理解出来ない人間など、私は『親』として認めない。彼女のことを『赦す』が、『許す』ことはない。

 

私自身の差別的な思想も、『許す』つもりはない。自分の中で、こんな母を持ったこと、そしてこんな世界に生まれたこと、そしてまるで自分がそれらとは一線を画すような存在であるかのように振る舞う事、その全てが『恥』であり、それを隠蔽する人間に『プライド』などない。人間はニーチェの言う通り、恥を知らなければならない。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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