西村京太郎『人間、どこかで「何とかなるサ」って開き直ることがないとね。リスクなんて考えてたら、結局は何もできませんよ。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう！

考察

先のことがわかる人間など存在しない。今後、未来永劫として存在しない。名乗り出る者がいるとしたらそれは単なるペテン師だ。『推測』は出来る。例えば、『将来天災や飢饉があり、あるいは疫病に苦しむだろう』と言えば、大体その推測は、当たることになる。だがそれは『先のことが理解る』ということにはならない。『実際にそれを止められない事実』一つ考えただけでも、先のことが理解る人間など、存在しないのだ。

魯山人は言う。

何が起きるかなど、誰にもわからないのだ。だとしたらその『得体の知れぬリスク』とやらに怯えて人生をふいにするような真似だけは、避けなければならない。

フランクリン・ルーズベルト元アメリカ大統領は言う。

我々が人生の黄昏時を迎えるとき、振り返って後悔するのは『負ってきたリスク』ではない。避けてきたリスク、掴まなかったチャンス、立ち向かわなかった恐怖なのだ。

稲盛和夫は言った。

何が起こるかはわからない。だから悲観的に計画し、刹那的な人生を避ける必要がある。しかし、だからといっていつまでも悲観視していて身動きが取れないようであれば、あっという間に人生は終わってしまう。そこで、『楽観的に実行する』ことが必要になるのだ。最低限の悲観視をしたら、後は全て楽観的でいい。どうせ、死ぬときは死ぬしかないのだ。だとしたら、いつ死んでもいいように心を整え、今日を全力で生きるだけなのだ。

スティーブ・ジョブズは言った。

古代ローマの詩人ホラティウスも言った。

今日を全力で生きる覚悟を決めた人間にしか、たどり着けない境地がある。

関連する『黄金律』

『生きるのは過去でも未来でもない。『今』だ。』