名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
サーカス、動物園、様々な興行を興しては、大衆を盛り上げたバーナム。その為には、イカサマをやることも厭わなかったという。今どこかの地方に行けば、やれ『鬼のミイラ』だとか、『ネッシー、ツチノコの写真』だとか、『イエティ、ビッグフットの痕跡』だとか、そういった類の話が枚挙に暇がないわけだが、実に滑稽な話である。
例えばある国では、未だに生贄の文化があったり、悪魔祓いが当たり前だったりするが、彼らはこうは考えないのだろうか。『なぜこの地域だけ、悪魔がいるんだろう』と。悪魔が限定的な地域にいるという考えは極めて歪曲している。理にかなっているのは、こういう考え方だ。
『確かに昔々からこの地域には、悪魔がいると信じられてきた。そうとしか思えないような猟奇的な事件がたくさん起きたからだ。そして人々は強くそれを信じた。最初はもちろん信じなかったが、信じた方がつじつまが合い、彼、彼女の言動を理解することが出来るからだ。しかし、それは単なる偶然の積み重ねと、知識不足、あるいは手品や、イカサマのようなトリックが潜んでいただけにすぎない。『伝言ゲームの滑稽さ』に似た背景もあるだろう。
そして何より、『プラシーボ効果』のもたらす効力が大きい。つまり、『思い込み』の力である。人が、強く強く念じ、『この地域は呪われている』と念じ続ければ、その思いは確かに具現化してしまう。伝統的な信仰は置いておくが、例えばイカサマインチキ宗教の教徒が、教祖を崇拝するシーンを傍から見たら、馬鹿にしか見えないだろう。あれと同じだ。プラシーボや、洗脳なのだ。その力なのだ。決して『悪魔』ではない。つまるところ『悪魔』の正体とは、『人間』なのである。』
皆、学生の頃に、その地域よりももっともっと小さなコミュニティで、この『思い込み』の絶大なる威力に、ただただ身を任せていた時期を経験したはずだ。根拠がない。だが、周りに蔓延している常識によって、さもそれが絶対不変の事実であるかのように、そう思い込んでしまっていたのである。
いわゆる『はじめの一歩』とは、その守られている常識(エリア)と、外のエリアをふさいでいる『壁の外』に踏み出す一歩のことである。それには勇気がいる。エリアの中にいた方が安全のような気がする。少なくとも、勇気を振り絞る必要はないし、中に居るよりも大きなリスクを負う機会も無くなる。
だが、もしかしたらその『はじめの一歩』が、運命を変える一歩になるかもしれない。少なくとも私は、その『一歩』を強く踏み出したことで、自分の運命を変えた人間である。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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