名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
だとしたら、私は完全に哲学者ということになる。真実をこよなく愛する私は、実の両親がクリスチャンであることに、一体どれほど悩まされたことだろうか。
彼らは口を揃えて、『主、イエス・キリスト様』と言って、それに全てを委ねて、身を任せる様に誘導する。ひどいのは、私の父が肝臓がんで死んだとき、死に際のメッセージとして、
『この信仰をもっと多くの人に伝えたかった。』
というものを遺したことである。私は、クリスチャンではない私は、一体そのことを受け、どうすればいいと思うだろうか。これは私の20年における宗教者と、非宗教者の違いを研究した個人的な見解だが、私は宗教者は、『見識がない人』だという印象を強く受ける。ある種、『盲目』になっていて、その『空白』に虚無を覚え、怖れているのだ。
フロイトは言った。
あくまでも個人的な見解に過ぎない。私の最も身近にいる親が、その論理で合点がいくことが理由なのだ。私の母は、それはそれは『嘘つき』だった。そしてそれは、今も同じである。自分の都合の悪い事はすべて隠蔽し、そのくせ、表層的には『毎週日曜日、集会に通って聖書を読んでいる、敬虔なクリスチャンである』ということを装っている。
私は人一倍、『見る目』があった。洞察力である。子供の頃のトラウマが関係しているのだが、その洞察力の高い私は、子供の頃から、母親がつく嘘を見破っていたのだ。しかしそれなのに、相手は私が子供だということをいいことに、『嘘なんてついていない。お前が嘘つきなんだ。』というシナリオを、何度もまかり通らせようとしてきた。
しかし、実際はまかり通っていない。私の心の底に、深い深い闇を植えつけてしまったのだから。
私は、その人一倍高い洞察力によって、誰が嘘を言っていて、誰が真実を言っているかどうかを常に正確に判断していた。そして私はこう考えるようになった。
100%の確率で、間違いない。最初は親の言うことを信じたが、やはり正しいのは俺だ。こいつは嘘をついている。そして、それを常套手段としていて、隠蔽しているそうか。わかった。こいつらは、カルト教団のラリった馬鹿だ。この世に頼れる人間なんて、自分しかいないんだ。
それから波乱に満ちた半生があって、私が『四聖』に数えられる、
孔子、
ブッダ、
キリスト、
そして世の偉人たちの言葉と向き合って、
その教えのエッセンス(本質)が何であるかを見極めんとするようになったのは、私が、『神聖なるもののみが真実であると考える宗教者』ではない証拠である。話はまだあと2万文字くらいある。しかしここでは、これだけで終わらせたい。『見識がある』と自負する私も、宇宙の外に何があるかなどわからない。従って、神の存在も否定することは出来ない。しかし、『この見識があるんだから、そう簡単にお手上げして、宗教者にはならない』という考え方が、私の頭を哲学的にさせるのである。
アインシュタインは言った。
どちらにせよ、人間が神になることは出来ない。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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