名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
例えばこの『凶器』を、刀のような『武器』だと考えた時、それを強化する為に刀鍛冶が取る行動は、『焼き入れ』である。火で熱し、金槌で刃を撃ち込み、鉄の強度を高めるのだ。
これによって、焼きを入れない刀よりも圧倒的に強度の強い武器が出来上がる。『育つ』という表現は、『強度を上げる』ということで捉えても、つじつまは合う。刀の気持ちにしてみれば、自分のペースで一人で完成したいのに、急に他の要素である金槌が自分を叩きつけて来るから、ストレスだ。
ストレスは、圧力。圧力は、往々にして外部要因。しかし、武器でも人でも、外部要因からの圧力が自分の強度を上げることは、誰もが納得する、成長への常識であり、当然のカリキュラム(教育課程)である。ここまで考えれば、恋愛も同じだ。恋というのは、ほどよく恋敵がいる方が燃えるものである。
特に女性はそうだろう。女性は往々にして『複合的な要素』が揃うことで、魅力を覚え、興味が出て、突き動かされることが多い。例えば男なら、どんぶりでドカッと食べて、腹が満たされればそれでいいが、女の場合は、あれも食べたいし、これも食べたい。でも太りたくない。つまり、それらの要素を全て押さえている食事があれば、それがベストだと考える傾向がある。
SEXで考えてもそうだ。男は行為に及び、射精したらそれで満足してしまうが、女はその前やその後のことについて、ちゃんとしたい。もちろんこれが男女の実態のすべてではないが、往々にしてそれぞれには、こういう傾向があるのだ。
私の経験でも、『複合的要素が揃った』というだけで突き動かされた女性が、好いてくれたのはいいが、私にはそれが筒抜けだったので、当然私は、彼女に興味を持つことなどなかった。
しかし、女性は恋する生き物だ。そして彼女は、その複合的要素(つまりこの場合は、ほどよい恋愛敵がいて、同性の友人にも評価が高くて、なんとかで、かんとかで、という複合的な要素が揃っていた)に恋をしていたのだ。
簡単に言えば、独りよがりなのである。相手に取られたら嫉妬で心がかきむしられるし、独占欲もあれば、優越感に浸りたいという、未熟な本性もある。
そこにあるのは間違いなく、『私の気持ち以外の気持ち』だ。全て私が何も言わないからということをいいことに、良い方に良い方に解釈して、話が膨らみ、独り歩きし、そして、私の気持ちなどお構いなしに、彼女たちは燃え上がり、そして、複合的要素があいまったことによる相乗効果で、ボルテージが高まり、そして私に告白をしたのである。
しかし、私は彼女らと深く話をしたことがないのに、気持ちが動くことなどない。従ってすぐに恋は終わったが、しかし、気持ちを無下にしないように努めたことが、逆に相手の妄想を加速させてしまい、ボルテージを高めてしまった。こういうことがあったのである。こういう経験があったから、マーク・トウェインのこの言葉はそういう風に捉えることが出来た。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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