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三木清『我々は愛する者に対して、自分が幸福であること以上の善いことを為しえるであろうか。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

偉人

ふむ…。

運営者

考察

『愛する者』を家族だとする。彼ら、彼女らに対して考え抜き、何をすることが最善かを熟慮し、葛藤し、出せる答えは、

 

『自分の事で悩ませないこと』。

 

心配かけない。不安にさせない。憂うべく状況をつくらない。浮気、不倫、事故、怪我、信仰、金銭面、仕事、健康、様々な面において我々は『権利』を持っているが、愛する者を『悩ませない』為に、『義務』、あるいは『使命』としてそれを『支配』する。こういう人間は、愛に溢れている。本当に対象者を、愛していると言っていいだろう。

 

私の両親はとても『惜しい』人たちだった。まだ母親は生きているが、彼らは我々子供のことを、たしかに愛してはくれているようだった。だから我々には家庭にあるお金の問題だったり、そういう細かい悩みの種は一切漏らすことはなかった。

 

子供

 

しかし私はそういうとき、常に二つの思いを抱いていた。一つはそのまま、その愛情をストレートに受け止め、有難いと思った。だがもう一つはその行為が、一方的で自分勝手に見えた。その理由はおそらく、私の両親が『なんでもかんでも両親が決定権を握っている』という教育方法を採っていたことが原因だろう。例えばその中の一つに、『クリスチャンになることを強要する』という教育方法があった。

 

クリスチャン

 

しかし私は決してクリスチャンになるつもりはなかった。だが、そうすると力づくでもって、日曜学校に行かせようとしてきた。私は両親を愛していた。それは、両親が確かに私を愛してくれていることがわかっていたからだった。だが、教養とは愛なのだろうか。クリスチャンになることは、本当に人間の最善の生き方なのだろうか。

 

そうだとしたらそれはそれで、仏教徒やイスラム教徒を含めた『間違った人』との問題をどうすればいいかという事実を突きつけられることになる。それを否定するとするで、今度は両親と理解し合うことができなくなる。私の両親はとても『惜しい』人たちだった。彼らは確かに人を愛することの尊さを知っていた。だが、その『愛のカタチ』が一方的で偏っていて、少し歪んでいたのだ。

 

愛

 

彼らが『自分達はとても幸せだ。イエス様が罪を許してくださる。』と真顔で言うたびに、私と彼らとの心の距離は開いていった。本当の幸福とは何だろうか。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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