名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
三島由紀夫が言うのはこうだ。
ココ・シャネルはこう言った。
モンテスキューの言葉は『日本語訳』なので、微妙な言葉のニュアンスの違いがあることを想定した上でまとめると、やはり、彼らの意見は大きく分けて、一致している。『天分(環境やポテンシャル)』は、人それぞれ違うものが与えられている。与えられている『才能(能力やポテンシャル)』も、それぞれ微妙に違う。
ここでいう『ポテンシャル』は、身体的特徴や、性別、生まれた国、経済的環境、それに、食事の好き嫌いや、感性、何に泣いて、何をしている時が時間を忘れているか、等の、元々合わせ持った基礎、土台という位置づけである。
ただし、例えば食事の好き嫌いは、往々にして幼少期に『親に無理強いされた』とか、『飼っている昆虫と同じ匂いがした』とか、そういう環境的な外部要因の影響もあるので、一概に『元々のポテンシャル』ということは言えない。しかし、何らかの遺伝子や、体質、アレルギーという問題を考えた時、食事の好き嫌いも大きく分けて『ポテンシャル』として考えることが出来る。
私は音楽が好きで、幼い頃からよくリズムを取っていたわけだが、これが何の影響なのかはわからない。元々持っていた要素なのか、何らかの外部要因に影響されたのか。実の兄も同じような傾向が見られていたので、外部要因の影響の可能性が高いはずだが、しかし、その後別に、趣味レベルでダンスをしたり、ピアノを弾いたりくらいにしか発展しなかったため、『音楽をやる為に生まれて来た』というほどのこみあげる衝動は無かった。
もしかしたら突き詰めたら、結果を出したかもしれない。しかし当時は、それを突き詰めようと思うことが出来なかった。音楽を通して何をしたいかも、それを職業にしている自分のビジョンも見えなかった。こういう中途半端な人間は絶対に通用しない。実に多くの人間が、青春時代に同じことを一度は考えて、そして強制的に現実と向き合い、諦め、無事に就職に就くこと、家庭を持つことを目指して前に進みだすわけである。
しかし、偉人の言葉をよく聞くと、それを諦めなかった人が、才能を引き出した人である可能性が高いのだ。どういう理由があって、どんな言い訳が出来て、どれほどの状況にいるのかはわからないが、一心不乱に自分が心底から燃えられるものに打ち込み、そのスキルの顕在化を最大化させるまでに努力を重ねた人間が、内に秘めたエネルギー源を、外に捻出することが出来るのである。
更なる詳細は『天才の仕組み』に書いたが、全ての人間は、この与えられた命の日数で、限られた時間を何に費やすかということが、問われている。モンテスキューのこの日本語訳をそのまま受け止めるなら、例えば私は、『ネアカ(根暗の逆)』なわけで、これは元々持っていたポテンシャルの様に見え、そしてそれこそが『才能』であるということになるが、私はかつて、塞ぎ込むことも多くあったし、怯えたり、目を逸らしたり、誤魔化すことはたくさんあった。
私は、私がネアカになったのは、『バネ』が、圧力をかけられてから上に跳ね上がるのと同じで、『宗教の強要』や、『繊細で傷つきやすいポテンシャル』という、内外からの圧力からの『自分の身を守る』為の自己防衛本能であり、後付けで生み出されたエネルギー、要素、と考えた方が蓋然性が高いと考えている。
筋肉が太くなる原理は、トレーニングで傷ついたり、切れたりした筋繊維が、たんぱく質と休養によって補修され、そして、以前よりも強くて太い筋繊維となって復活する『超回復』と言われる現象が積み重なるからだ。
これと同じように、私の持つこの『ネアカ』とは、それだけ『圧力をかけられた』だけの様な可能性が高く、その圧力と闘っていく為に必要な精神力がついた、ということだと、私は考えているのである。
そして、更に見るべきなのは、宮崎駿のこの言葉で書いた、
『有機水銀分解菌』
というキーワードである。これはあの『風の谷のナウシカ』の『腐海』誕生の大元なわけだが、だとすると、『ネアカ、有機水銀分解菌、超回復』、これらに共通しているのは『生命』であり、『特有のポテンシャル』というわけではなさそうなのである。『全ての生命にある』のだ。
しかしそれを踏まえた上でもう一度偉人たちの言葉を考えた時、なるほど、何らかの圧力に抵抗する形でエネルギーが生まれることはその通りだが、そのエネルギーを伸ばせるかどうかは、自分次第だということ。そして、『才能を開花させた人』とはみんな、そういう人なのだという事なのかもしれない。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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