名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
私は小学生の時、『わたしの宝物』とかそういうタイトルで文章を書けと言われ、当時集めていた『こち亀』の全100巻のコレクションに対して、文章を書いた。私は当時本当にそう思っていたので書いたのだが、周りの生徒たちはもっと違うことを書いていたようで、私は周囲から目を丸くされたような記憶がある。
しかし、そこで書くべきだったのがもし『親子愛』とかそういうことなのであれば、私はどの道書くつもりは一切なかった。私の家庭内で起きていたのは、『宗教』が絡んだ複雑な問題だからである。
つまり、家族の問題に目を向けると、いつもそこには宗教という甚大な規模の壁が立ち塞がっていた。だとすれば、小学生の自分が出来たことは、そこから『目を逸らす』こと。断固として変わりそうにない両親の、
キリストへの、
揺るぎない信仰の前には、そうすることしか選択の余地がなかったのだ。かといって、心が求めていないのに親が強要する信仰に倣うのは、絶対に間違っていると、当時の心おぼろげな頃から、確信を持っていた。
さて、当時の私の『宝物』は、今は本棚にはない。そして、かつて強いられた宗教や、それを強要した両親への『殺意』も、今はもうない。なぜなら本当に親の一人である父親は死に、宗教の問題も、随分勉強して、理解が深まった。
自分が今、強く固執しているものは、一生の間に絶対に変わらないと思うだろうか。それとも、『時が満ちていない』し、『条件が足りていない』だけなのだろうか。そしてそれが満ち足りれば、状況は変わるのだろうか。そう考えると、頑なに、頑迷に、固執するそれは、愚かな執着という実態なのかもしれない。
だが、そこまで考えたうえで私が言いたいのは、それでも、そのエネルギー源は、有効活用することが出来る、というアイディアについてである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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