うつ病の理由ってなに?
うつ病の理由はたくさんあります。しかし、著者の個人的な意見として、『自分の思い通りにしようとする意識』が関係している可能性があります。
先生
ハニワくん
人間の思い通りにはならない
下部に専門的なうつ病の原因の詳細は載せるが、しかしその前に考えたいのは、うつ病でもあがり症でも吃音症でも、まず最初に『
』が最初にあり、そしてその現実とのギャップに打ち砕かれているという事実についてである。
なぜ、自分の思い通りにことが運ぶと思ったのか。
はずだ。それを、そうは思わなった。それは本当に『真理』から見て、正しい見解だろうか。一人の人間の思い通りにいくのが、この世だと思うだろうか。冷静に考えなければならない。
- 早く治そうとする⇒すぐに治らない⇒いらつく
- 真夏に苦労する⇒すぐには抜け出せない⇒いらつく
- 波にのまれる⇒思い通りにならない⇒いらつく
等、このように考えても、これらの精神的症状を引き起こす人の共通点としては、『変化に合わせられない』、あるいは、『変化に支配されている』という印象を強く与えられるわけである。
先生
ハニワくん
『自分をうつと認めることは到底できない』という『弱さ』
認知療法とは、患者の持つ『認知のゆがみ』に気づかせ、それを直すことで症状の回線を図ることである。
だ。このバイアスでも思い込みでも何でも、とにかく無知が招く精神異常は、 ことが端緒となる。
季節というものは、巡るものである。命の火というものは、生まれ、そして必ず消えるものである。それこそが絶対的な『真理』だ。
私は無宗教だが、仏教の開祖、ブッダは言った。
全ては流動変化していることを示唆した、ブッダの言葉である。これこそは、この世の真理を諭した、真の言葉だ。
全ては流動変化している。それが、諸行無常の言葉の意味である。それなのに、変化に合わせられない、変化しなければいいと願っているならば、そこにあるのは
の姿である。
とあるうつ病の本にも、『
』とあった。最初から最後まで不完全なものが人間、それを知ることが大事なのである。それを知らないからギャップに傷つく。むしろ、その短所を自分の武器だと考えられるようになることが大事だ。
ストレスについての向き合い方も同じ。ストレスが体に与える影響を知っていれば、ストレスについての対処法も真剣になるはず。『
』のだ。
好かれようとしていたり、無知ゆえに誤解していたりと、やはりあらゆる本を読んでみても、病気を患った人々の共通点は、その当時、
ところがある。それがないから、知識を得て、人に助けを求め、流動変化に合す柔軟性を持つことが出来るのだということを悟るべきである。
様々な本には、
とあり、
とある。だが、重要なのは次の要素で、うつになった人は、
ということだ。
それは、執着。それは、『自分の人生は、自分の思い通りになる。ならない人生は、自分の人生ではない』という思い込みであり、盲信である。そこにスコトーマ(盲点)が生まれ、隙ができ、水が流れ込んでしまったのだ。水が流れ込んでしまった船は、浸水の方向に向かっていく。
先生
ハニワくん
うつ病とモノアミン(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン等)
うつ病は心の病気と思われがちだが、脳内に原因がある脳の病気である。明らかな原因はわかっていないが、
と が考えられている。
は、脳内の神経細胞の接続部であるシナプス間隙で、モノアミン(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなど、気分に関する神経伝達物質の総称)の量が減少することをうつ病の原因とするものだ。
モノアミンの量を減らす薬が、うつ状態を引き起こしやすいことから考えだされた。現在、
であり、服用すると 効果がある。
は、過度なストレスによって脳内の神経栄養因子が減少し、うつ病が発症するというものだ。神経栄養因子は神経細胞の栄養分のような存在で、新しい神経細胞をつくったり、成長を助けたりする働きがある。したがって、神経栄養因子が減ると、連鎖的に神経細胞も減る。
すると神経細胞から出るモノアミンの量も減り、
というものだ。SSRIなどの抗うつ剤を服用してモノアミンの量が増えると、神経栄養因子の産生が増加する。そして神経細胞の数が増え、うつ状態が改善すると考えられている。
先生
ハニワくん