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林語堂『真の読書法とは何か。答えは簡単である。気分が向けば、書を手にとってこれを読む。ただそれだけのこと。読書を心から楽しむには、どこまでも気の向くままでなければならない』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

偉人

ふむ…。

運営者

考察

だからかつての私は、漫画以外に本を読むことはなかった。家庭内、学校といった周りから、それらの本を読まなければならないという環境を作られていたからだ。それと私の反骨精神が対立したのである。そして、『自分の意志で選んだ』漫画を好んで読んだ。その時間はとても至福の時間だった。数ある作品の中でも、自分で選んでその漫画を読んでいるのだ。人形やぬいぐるみを卒業して、初めて自主的に捻出した自分の余暇時間のイベントだ。

 

 

時間が過ぎるのはあっという間だ。いくらでも時間をそれに費やすことが出来る。それ以外のことを、無理矢理すすめられてもやる気にならない。時間も長いし、窮屈で、やる気も起こらない。私の場合はもう一つ、『家庭内の宗教問題』という複雑極まりない問題を抱えていたことが、人からの指示を聞けなくなった、大きな要因の一つである。

 

私は、読みたくもない意味不明な『聖書』を手に持たされ、歌いたくもない意味不明な『聖歌』を手に持たされ、行きたくもない意味不明な『教会』に通わされ、そこに私の意志など、関係なかったその教えを守らない人間は、うちの人間ではない、という風潮が完全に作り上げられていた。そんなことも、私が『本を読まなかった理由』の一つである。

 

しかし、私がこの世を真剣に生き直そうと思った時、あるいは、『生きるヒント』を本気で見つけようと思った時、本は、そんな自分を待ち構えていたかのようにそこに佇み、喜んで私に知性たる『カギ』を渡してくれた

 

私は自分の意志で、初めて本を手に取った。すると、今までの自分が嘘だったかのように、スラスラと活字を読むことが出来るようになっていた。それまで、漫画しか読まないことを、半ば誓っていたような私がだ。本は、いつでもそこにある。もし、人生が『無限』なら、自分の気が向いたときに本を読めばいい。いつになったって構わない。そうじゃなければ、読んだって頭に入らないから。

 

しかし、私はあえてハッキリと言わせてもらう。人生は、『有限』である。私の様に、父親が死んでから、取り返しのつかないことになってから人生を再考するのではなく、今、取り返しのつくうちに、人生を更生するべきである。

 

更生という言葉を、勘違いしてはならない。更生とは、『更に生きる』と書く。そこから改めて、生き直すのだ。それが更生という言葉の意味である。更生という字は、くっつけると『甦る』という字にもなる。だとしたら、我々は甦るのだ。人生を悔いなく生きることが出来る真の自我を取り戻し、その意志で、命を使い切るのだ。

 

ドイツの小説家、ジャン・パウルは言った。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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