名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
太宰治は言う。
同じことだ。ただ、ルソーの言葉は『貧乏人でも』というところがポイントである。私が太宰治の記事で書いたのは、『途上国に寄付、あるいは援助しないでへらへら笑っておいて、善人ぶるな』という、貧乏人以外の人間への警告だが、ルソーはその貧乏人までをも含めて、詐欺師だと言う。だとしたらこういう意味だ。
『遊ぶ以外にやることがあるだろう。それを隠蔽するなら、皆詐欺師だ』。
それは国民の義務である、『納税、勤労、教育』を果たさずして、権利だけ得ようとすることを揶揄した言い回しである。どれか一つは出来るだろう。そのどれか一つさえやっていれば、ルソーにも『遊んで暮らしている』とは言われないはずだ。それだけではない。『地球人の義務』もある。国民の義務を果たしたらそれでいいのかというと、そういうことにはならない。それらを全て果たしている人がいて、
『俺は全てを果たしているから、やるべきことをやっているから、偉いんだ!』
と思うっている人がいたとしても、その間にも世界で理不尽がまかりとおり、人の命が失われているとしたら、それはその人の責任である。何しろ、そういう人が出来ることがあるはずなのに、『その選択肢はない』という顔をしているのだから。
だがルソーのこの言葉は自身の著書『人間不平等起源論』にある言葉。内容を見ていないから断言できない。ルソーの場合、この社会制度が出来た起源を紐解くような、そういう根本的な話である可能性もある。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
名言一覧
Pickup名言
名言AI
トーマス・マン『過去という泉は深い。』 レオ・ブースカリア『「僕はずっと山に登りたいと思っている。……でも明日にしよう」 おそらくあなたは永遠に登らないでしょう。』 アミエル『民衆を自分の道具にするために民衆に媚びるというのが普通選挙の手品師・ペテン師の業である。』