抗うつ薬はどれくらい売れてるの?
右肩上がりに伸びていて、2011年の時点で1,000億円を超えています。
先生
ハニワくん
誰の財布が潤った?
『うつ病患者が増えた理由とは』にも書いた様に、例えば、『 (インフラ整備)』によって、そこに対策として商品を出す。するとそれが売れる。市場確保の戦略だ、という考え方は、『抗うつ薬バブルの折れ線グラフ』を分析してもうなづける話である。 ここにグラフは用意できないが、グラフでは、 のだ。
精神科医や診療内の
に結びつくから、『うつ病』だけがその他の心の揺れ動きと一線を画されていて、病気として確立されている。確かにそれは一理ある見解である。
うつ病に『理由がない』のが典型例だというが、それは『顕在意識』の問題で、深層心理では、つまりその本人の自覚力の有無によっては、深層心理にカギがある可能性だってある。それが『不一致』の話の根幹にあるものだ。
とある本では、『
』という見解はその通りである。例えばマッサージ師だ。
随分凝ってますねー。定期的にマッサージしてますかー?定期的なケアがとっても大切なんですよー。できれば週に一度はマッサージしましょーねー。
あれらが言うセリフは決まっている。
会話だ。マニュアルでもあるのだろう。事実私は、
- 整体
- マッサージ
- アロママッサージ
- 酸素カプセル
等を好んでよく行った時期があるが、その経験者の私が、肌で実感したことだ。特に私が行った小さな町の整体などは、このほかに謎の『アロエ入り化粧品』のようなものまで高額で売りつけようとするのだから、話にならない。まあ、この様なビジネスで大儲けしているようなところの方が珍しいので、彼らも彼らで大変なのだろう。
これと同じように、一部の人間の利益確保が絡んでいるのであれば、実態は雲がかったままになる。
だ。
先生
ハニワくん
- 抗うつ薬の需要が右肩上がりに伸びている。
- ストレスなんて、どんな病気の原因にも当てはまる。
人は嘘をつくことができる
この本の著者の場合、『ストレスを薬で治そうということ自体、どういう了見なのか』、として疑問を抱いている。『それは本当に情報感染による洗脳ではないのか』、ということ。
つまり言いたいのはアウトサイド・イン(自分が悪いのは、自分の身の回りの環境が悪いからと考える発想)ではなく
(自分が悪いのは、自分に原因があると考える発想)であるべきだと言いたいのである。
著者はこう続ける。
精神科医は、患者の無知『不透明への恐怖』を利用してきた、というような表現もあり、それは他の本でも見たものと一致している。
また、『
』という言葉は、かなり奥が深いものである。プラシーボ効果は、抗うつ薬の結果とほぼ同じだけの効果があるとここでも出ている。今や抗うつ薬は世界的にも製薬会社のドル箱であるから、広告にも相当力を入れているという。
- クリニックの増加⇒うつ病患者の増加⇒抗うつ薬の売り上げ増加
- うつ病患者の増加⇒クリニックの図丘⇒抗うつ薬の売り上げ増加
- 抗うつ薬のセールス強化⇒うつ病患者の増加⇒クリニックの増加
このどれが正しいかはわからないが、事実としては
ということを言いたいらしい。プラシーボや、一部の人間の利得、情報感染の為に市場が築き上げられている、と。
だが、一理はあるが、他本でもあったように『心の風邪』キャンペーンで、『うつ病の改善に為に薬よりも重要な事実があることを知る』に書いた、自己破産認知と同様に敷居が低くなり、増加したということもあるだろう。
先生
ハニワくん
- ストレスによる落ち込みは誰にでも経験がある。そして時間がたてば回復する。処方箋は『時間』だ。『薬』ではない。
- 人は嘘をつくことが出来る。
- 精神科医は、患者の無知『不透明への恐怖』を利用している。
- それを良く考えれば『プラシーボ効果』の利用。
一千億円に跳ね上がった抗うつ薬の売り上げ
うつ病は誰でも治る『心の風邪』というよりは、時には命にもかかわる『
』であるという専門家の声も増えているという。それは、長年にわたり抗うつ薬を中心としたさまざまな向精神薬による治療をうけているにもかかわらず、一向に良くならない人がいる現実も影響しているのである。
年間百数十億程度だった抗うつ薬の売り上げは、
に到達しようとしている(2011年)。自殺対策の中核とも位置付けられ、重視されているが、自殺者の数が著しく減っているわけではない。
うつ病診断の範囲が広がりすぎていると答えた医師が40%、ややそう思うが37%と、
事実があるようだ。
上にも書いたが、うつ病患者急増の背景に、下記が挙げられている。
- 1.うつ病と診断する診断者すなわち精神科医の増加
- 2.精神科診療所の増加
- 3.プライマリケアにおける診断の増加
※プライマリケア…身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療
先生
ハニワくん
- うつ病は誰でも治る『心の風邪』というよりは、時には命にもかかわる『心の肺炎』。
- 年間百数十億程度だった抗うつ薬の売り上げは、一千億円に到達しようとしている(2011年)。
- 8割近くの医師が、『うつ病診断』に対し、首をかしげている事実がある。
抗うつ薬を中心とした薬物療法という鎖からの解放
という事実からも目を逸らしてはならない。
薬物療法のゴールは単なる寛解(病気の症状が、一時的あるいは 継続的に軽減した状態)ではなく回復で、医者と縁が切れることである
という意見は正しそうだ。だが、とある本では『一生薬を飲む必要もあるだろう』とされていて、その違いにあるのは『病気を作り、市場を作り』という利己的な一面なのか、冷静な判断が問われることになる。
国際的にも操作的な診断基準に基づいた疾患概念の普及とそれによる治療薬の売り上げの増加が『病気を売る、病気創り』ないしは『病気の売り込み』として批判され、
となっている。
本にはこうある。
われわれは拡大したうつ病概念と、科学的根拠に基づいた医療というスローガンの下で、多くの患者を処方薬の鎖に意図せずつないでしまっている。5年10年と治らないうつ病患者の中には、
こそが必要なケースが少なくない。
人間は流行や情勢に大きく影響される生き物だ。だが、ひとたびそれらの勢いが弱まると、はっと我に返ったようにそのときの感情を忘れてしまうように、ここで問われるのは、冷静な分析力である。
例えば、ここで見落とすべきではないのは、『
』である。その一つが、『 』。そしてもう一つが、『 』などの、ノンストレスの生活、そして最後に、『 』だったのだ。
つまり、クリニックの数のせいで病気が増えている見解とは違い、この設備の充実の話には説得力がある。事実、医療をきちんと受けられないで命を落とす子供や難民がいるからだ。
先生
ハニワくん
- SSRI等の抗うつ薬の長期投与で、自殺を増加させるリスクがある。
- 薬物療法のゴールは単なる寛解(病気の症状が、一時的あるいは 継続的に軽減した状態)ではなく回復で、医者と縁が切れることである。
- 抗うつ薬を中心とした、薬物療法という鎖からの解放こそが必要なケースが少なくない。