名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
例えば、セックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャスが、自転車で崖を走っていた時、友人に『落ちたら死ぬぞ!』と言われて、
と言った。
あるいは、作家の島崎藤村は、重体で死期が近い友人の田山花袋に向かって、
と言った。彼らは一体人生を、どう捉えていたのだろうか。今回のルターの言葉を考えたとき、彼らの事を思い浮かべている自分がいた。宗教改革者であるルターと、彼らの様なアーティスト、クリエーターは畑が違うので、結びつけるのは違うかと一瞬思ったが、よく考えると『畑』も何もない。
我々は皆、『人間』なのである。そしてこの言葉は、実に傾聴、及び思慮に値する。なぜなら、昨今私が疑問を抱いていた、『銃を乱射した後に自殺する人間』への問題が、ルターのこの言葉で、説明がつくと思ったからである。
彼らの中には、『派手に終わらせてやるよ』などというメモ書きを用意して自殺した者もいる。シド・ヴィシャスの様なアーティストがいる中で、彼らの様な生き方、死に方をする人間に対し、どう説明すればいいか悩んでいたのだが、なるほど、ルターのこの言葉を考えた時、答えは見えたのだ。
つまり、彼らにはある種の『美学』がある。アーティストにも多々、こういう美学を持つ人間が現れる。従って、私は肯定する要素がわずかでもあるかもしれないと、頭を抱えていた。
しかし、『人を殺して自殺する』人間の人生など、『失敗作』である。『人生』というのは、死を遂げる最後のその瞬間までのことを、指すのだ。そして『寿命』も同じで、生まれて死んでいくまでの間のことを、指す。
我々のこの寿命という命の日数の中で、『人生ではない時間』など、存在しない。そしてそれは当然、死ぬ瞬間までが、それに該当するのだ。自分はもちろん、他人の人生を無下にする様な生き方をする人間がいる。そんな人間の人生は、『失敗作』である。つまり虚しい。彼らは『美学』を追求したつもりでいるのだ。しかしもうそれは出来ない。私がルターの言葉を通してそれを暴いた。
彼らに『美』などない。むしろその逆で、彼らはただ『醜態』を晒しただけだ。それも、未来永劫歴史に遺り続け、『隔離される病原菌』の様な極めてぞんざいな扱いを受け、いずれこの世から抹殺される、虚しい人生なのだ。
自分では美しいと思って勘違いし、笑われる人がいるだろう。彼らの人生など、あの程度だ。悔しかったら、そのプライド(誇り)を一ミリでもずらして軌道修正することだ。きっと素晴らしい生涯が、完成するはずだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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