名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『軽諾寡信(けいだくかしん)』とは、物事を軽々しく請け負うような人間は、信用できないということ。
孔子は言った。
『昔の人が言葉に慎重だったのは、自分の言葉に実行が追い付かないのを恥としたためだ』
『不言実行の高潔さを知れ』ということだ。例えばこう考えればわかりやすい。
あるところに、社長と、二人の社員がいた。社長は、理路整然とした合理的かつ効率的な仕事をする為に、まずは自分の身の周りを整頓しろ、と二人に言った。一人はいかにも、『聞いています』という態度で、よくうなづき、目をルンルンとさせて、まるで飼い犬が主人を見るような目でこちらを見ている。それに比べてもう一人は、少しぶっきらぼうな顔をしていて、うなづきもしない。ただこちらの言うことをじっと見ているだけだ。
数日後、出張から帰ってきた社長が、出張から帰ってきたことも告げずに、抜き打ちでその二人の様子を見に行った。すると、一人目の社員は、昼食か何かで外出して、会社にいないにも関わらず、机の上が私物で散乱していた。
しかし、二人目の社員は、会社でデスクワークをしているにも関わらず、きちんと身の回りが整頓されていた。では、話を聞いていたのは、どちらだったのだろうか。表層上で軽諾するような人間は、ただ軽薄なだけなのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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