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魯迅『いかなる暗黒が思想の流れをせきとめようとも、いかなる悲惨が社会に襲いかかろうとも、いかなる罪悪が人道をけがそうとも、完全を求めてやまない人類の潜在力は、それらの障害物を踏みこえて前進せずにはいられない。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

偉人

ふむ…。

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考察

人間が生きている意味はあるのだろうか。いや、ない。あったとしても、それは正当化の可能性が高い。だが、『正当化で何か問題があるか』と問われたとき、口を紡いでしまう人は多いだろう。こんな話をするのは、人間しかいないからだ。人間しかいない、人間同士で話をするということは、つまり自分の人生が何であるかを考えている人間がそこにいるわけで、だとしたら、そこには『正当化をして生きている』人間しかいないわけだ。

 

なぜなら、人は『正当化しなければ生きていけない』からだ  家族を守る為、仕事をする為、武道や格闘技やスポーツを極める為、金を儲ける為、結婚して幸せになる為、何でもいいが、そこには『人生を正当化した人間』しかいない。つまり、『正当化で何か問題があるか』と問われたとき、それに反問できる人間は滅多にいない。

 

皆、何かしらの目的や理想、夢や信念を持ってこの世を生きていて、何の為に生まれたのか、死ぬのになぜ生きなければならないのか、というテーマについては、『見て見ぬフリ』と言って粒立てれば大げさだが、しかし、実際にはそれと似たニュアンスの姿勢を取り、なあなあにし、しかし、お腹がすいたらご飯を食べなければ死ぬし、催してきたらトイレに行って排泄しなければ大参事だし、お金が無ければ生きていけない仕組みが出来上がっているので、それを獲得できる仕事に出かけるために、その会社で決められたルールを守ることに必死になり、

 

とにかく、気づいたら時間やルール、責任によって行動を支配されていて、毎日のノルマや課題、テーマやミッションや義務をこなすことで、頭がいっぱいになり、行動も制限されることになる。

 

 

そんな人生を振り返ってみて『意味があるのか』と自問しても、(意味などないが、生きるための正当な理由ならすぐに見つかる。家族の為に生きるのだ。)等という発想が頭をよぎる人がほとんどで、だとしたらやはりそこにいるのは、人生を正当化した人間である。家族、勤労、法律、お金、その全ての社会制度は『人間が勝手に作り出したもの』であり、最初、それはなかったのだ。

 

人間が、協力して生きていく為に『必要だ』とみなして、作り上げた。事実、そういう規範や目的があるから、人生を生きていける人は、大勢いるのだ。しかしそれは『人間が人生の正当化の為に創り上げた概念』なのである。魯迅は『完全を求めてやまない人類の潜在能力』と言い、『障害物を踏み越えて前進せずにはいられない』と言う。

 

この二つの言葉はまるで、『正当化の能力を持った人間の特性の話』だ。生きてる意味などない。終着点などわからない。この世は闇だ。混沌だ。矛盾だ。理不尽だ。しかし、なぜだか暗闇の向こうに光があると、人間はそこに吸い込まれる。

 

(とにかく、行ってみよう。)

 

虫が電灯の光に吸い寄せられるように、我々人間も、『明日の希望の光』に吸い寄せられ、今日も明日も、人生を生きていくのだ。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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