うつ病にとってストレスは大敵だと聞いて、正直やる気が起きない。一歩歩けばストレスを溜め込んでしまう性格だからだ。
たしかにストレスはうつの大敵です。
しかし、『悲観視』するのは間違いです。『敵視』するのがちょうどいいでしょう。ストレスを溜め込んでしまう性格という決めつけも、『悲観視』です。誰だってストレスを抱えて生きているのです。
先生
ハニワくん
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そもそもこの世に『闇』などない
ストレスはうつの大敵。だが、悲観視するのは間違いだ。
この記事は、
と併せて考えていきたい。
確かに、ストレスは重荷であり、それらを自分の心身から全て排除していく考え方で間違いはない。しかし、悲観視。つまり、ここでいう悲観視とは、
のは間違いだということだ。
それは例えば、『この世から、闇が消えてしまえばいい』とか、『この世から、排泄物や害虫がなくなってしまえばいい』と考えることと似ている。だが、
それに、もしこの世から闇が消えたとしよう。では、
など、闇でしか生息できない生き物はどうすればいいのか。
またあるいは、排泄物や害虫がなくなったとしよう。では、その排泄物を栄養源にして生きる『フンコロガシ』のような生物はどうすればいいのか、あるいは、『人間が害虫だと思っている虫』が、他の生命から見ると、なくてはならない存在だったとき、本当にその虫はこの世から消え去ってしまっていいのだろうか。
先生
ハニワくん
先生
- 『そんなもの、最初から存在しなければいいのに』という、闇がかった発想をするのは間違い。
人間と植物と地球
人間は、二酸化炭素が嫌いだ。酸素を吸って、それを呼吸として排出する。だが、
かもしれない。
植物だ。植物があるから人間は生きていられる。植物は真逆だ。
二酸化炭素が栄養素であり、酸素を毒素として出す。
人間らの対にある植物があるおかげで、この地球では様々な生命が、酸素を吸って生きていくことが出来る。オゾン層の問題もそうだ。植物がオゾン層を作り、太陽の紫外線の力を緩和してくれている。もし、オゾン層がなくなれば地球は太陽の紫外線をモロに受け、たちまち紫外線の毒素に蝕まれ、生きていくことはできなくなるだろう。
先生
ハニワくん
- 人間から見て害悪だと思うことも、植物や、他の立場から見ると害悪ではない。
ストレスと手く付き合っていくことが大事
同じように、ストレスもストレスで、それなりの役割がある。例えば今私はこの記事を書いているとき、ストレスを感じている。
あるいは、この後に行う午後のトレーニングでは、体に負荷(ストレス)をかける。だが、私はそれを負うことを望んでいる。そのことに対する主体性があるのだ。ストレスがあることによって、その後に飲むビールは美味く、食事はとても美味しい。
ストレスに対して悲観視し、その存在を恨んで憎むのではない。『上手く付き合っていく』ことを考えるのだ。
先生
ハニワくん
- ストレスもストレスで、それなりの役割がある。
- ストレスは敵視していい。だが、『悲観視』するのは良くない。