Contents|目次

ヒルティ『高慢は常に破滅の一歩手前であらわれる。高慢になる人はもう勝負に負けている。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

『高慢』とは、自分の才能・容貌 (ようぼう) などが人より優れていると思い上がって、人を見下すことを言う。人間たるもの、謙虚さを忘れて思い上がり、傲慢不遜に成り下がった瞬間に、腐敗は始まっていると自覚しなければならない。

 

かつて、JALこと日本航空が破綻したとき、その再建を担うことになった経営の神、稲盛和夫は、JALの大企業病と、傲慢不遜に陥った幹部連中の態度にカツを入れた。

『あなたたちがそういう態度だから、会社が潰れたのではないのか!?』

 

勝って驕らず、負けて腐らず。

 

あるいは、『勝って兜の緒を締めよ』という言葉があるが、本来、水を入れる器を用意するのが先のはずなのに、『利益たる大量の水』を欲するからこそ、小さい器から漏れたその水によって、溺れ、自滅してしまうのだ。

 

自滅

 

先義後利。先憂後楽の発想で、水を注ぐ前にやるべきことから、目を逸らしてはならない。

 

孔子『先憂後楽、先義後利。どちらにせよ、後だ。利益を考えるのは。』(超訳)

 

『高慢は常に破滅の一歩手前であらわれる。高慢になる人はもう勝負に負けている。』

 

勝って兜の緒を締めよ』という言葉の意味はどういうことかというと、

『戦いに勝って、ほっと一息ついて兜を脱いだとき、ふいに敵が襲ってくるかもしれないから、勝ったとしても油断せず、さらに用心せよ』

という意味だ。そしてそれならもう一つの解釈ができるが、

『戦で、勝負に勝ったのはいいが、勝利の美酒に酔いしれ、兜をしているのをわすれ、許容範囲を超えた体勢を取ってしまい、兜が後ろにずり落ち、あるいは敵に引っ張られ、それをささえる紐で首を絞められて死んだ』

 

という、なんとも残念が事態があったことも想像できるわけである。このことを想像したとき、たとえ『勝負に勝った』としても尚、人間は高慢に陥ることがあってはならないのである。

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

特別情報

当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。

 

『38の黄金律』へ

 

名言一覧

名言一覧(厳選した500人の8,000の格言)

 

Pickup名言

8000の言葉から名言がランダムに表示されます。偶然あなたに突き刺さる言葉に出逢えるかも∠(`・ω・´)✧!?

名言AI

トマス・カーライル『失敗の最たるものは、失敗を自覚していないことである。』 森信三『内面的に強くなることです。他の一切のことは、すべてそれからのことです。』 エピクテトス『無から有は生じない。』

 

関連する『黄金律

『人間が転落するタイミングは決まっている。「得意時代」だ。』

同じ人物の名言一覧

ヒルティの名言・格言一覧