うつ病かどうかをチェックするテストはないの?
国際的な臨床研究でも使われているQIDS(クイズ)を基に考えていきましょう。
国際的な臨床研究でも使われている
。スターDと呼ばれるうつ病の薬物療法と認知療法の有効性について、3500万ドルの予算を投じ6年間にわたって施工された大規模研究で、患者の診断基準として用いられた実績もある。
最近7日間のあなたの状態に最も近いものに、項目ごとに1つ、○をつけてください。
先生
今回はうつ病かどうかをチェックするテストとして、国際的な臨床研究でも使われているQIDS(クイズ)を使って考えていくよ!
更に詳しく知りたい人は、以下の記事を見るっす!
ハニワくん
Contents|目次
寝つき
- (0)問題ない(または寝付くのに30分以上かかったことは一度もない)
- (1)寝付くのに30分以上かかったこともあるが、(1週間の)半分以下である
- (2)寝付くのに30分以上かかったことが、(1週間の)半分以上ある
- (3)寝付くのに60分以上かかったことが、(1週間の)半分以上ある
夜間の睡眠
- (0)問題ない(または、夜間に目が覚めたことはない)
- (1)落ち着かない、浅い眠りで何回か目が覚めたことがある
- (2)毎晩少なくとも1回は目が覚めるが、難なくまた眠ることができる
- (3)毎晩1回以上目が覚め、そのまま20分以上眠れないことが、(1週間の)半分以上ある
早く目が覚めすぎる
- (0)問題ない(または、ほとんどの場合、目が覚めるのは、起きてはいけない時間の、せいぜい30分前である)
- (1)週の半分以上、起きなくてはいけない時間より30分以上早く目が覚める
- (2)ほとんどいつも、起きなくてはいけない時間より1時間以上早く目が覚めてしまうが、最終的にはまだ眠ることができる
- (3)起きなくてはならない時間よりも1時間以上早く起きてしまい、もう1度眠ることが出来ない
眠りすぎる
- (0)問題ない(または、夜間7~8時間以上眠ることはなく、日中に昼寝をすることもない)
- (1)24時間のうち、眠っている時間は、昼寝を含めて10時間ほどである
- (2)24時間のうち、眠っている時間は、昼寝を含めて12時間ほどである
- (3)24時間のうち、昼寝を含めて12時間以上眠っている
悲しい気持ち
- (0)悲しいとは思わない
- (1)悲しいと思うことは、半分以下の時間である
- (2)悲しいと思うことが半分以上の時間ある
- (3)ほとんどのすべての時間、悲しいと感じている
食欲低下
- (0)普段の食欲を変わらない(または、普段より食べる量が多い)
- (1)普段よりいくぶん食べる回数が少ないか、量が少ない
- (2)普段よりかなり食べる量が少なく、食べるよう努めないといけない
- (3)まる1日(24時間)ほとんどものを食べず、食べるのは、極めて強く食べようと努めたり、誰かに食べるよう説得されたときだけである
食欲増進
- (0)普段の食欲と変わらない(または、普段より食べる量が少ない)
- (1)普段より頻繁に食べていないといけないように感じる
- (2)普段と比べて、常に食べる回数が多かったり量が多かったりする
- (3)食事のときも、食事と食事の間も、食べ過ぎる衝動にかられている
体重減少(最近2週間で)
- (0)体重は変わっていない(または、増えた)
- (1)少し体重が減った気がする
- (2)1キロ以上やせた
- (3)2キロ以上やせた
体重増加(最近2週間で)
- (0)体重は変わっていない(または、減った)
- (1)少し体重が増えた気がする
- (2)1キロ以上太った
- (3)2キロ以上太った
集中力/決断
- (0)集中力や決断力は普段と変わらない
- (1)ときどき決断しづらくなっているように感じたり、注意が散漫になっているように感じる
- (2)ほとんどの時間、注意を集中したり、決断を下すのに苦労する
- (3)ものを読むことも十分にできなかったり、小さなことですら決断できないほど集中力が落ちている
自分についての見方
- (0)普段と変わらない(または、自分のことを他人と同じくらい価値があって、援助に値する人間だと思う)
- (1)普段よりも自分を褒めがちである
- (2)自分が他の人に迷惑をかけているとかなり信じている
- (3)自分の大小の欠陥について、ほとんど常に考えている
死や自殺についての考え
- (0)死や自殺について考えることはない
- (1)人生を空っぽに感じ、生きている価値があるかどうか疑問に思う
- (2)自殺や死について、1週間に数回、数分間にわたって考えることができる
- (3)自殺や死について、1日に何回か細部にわたって考える。または、具体的な自殺の計画を立てたり、実際に死のうとしたことがあった
一般的な興味
- (0)他人のことやいろんな活動についての興味は普段と変わらない
- (1)人々や活動について、普段より興味が薄れていると感じる
- (2)以前好んでいた活動のうち、1つか2つのことにしか興味がなくなっていると感じる
- (3)以前好んでいた活動に、ほとんど全く興味がなくなっている
エネルギーのレベル
- (0)普段のエネルギーのレベルと変わらない
- (1)普段よりも疲れやすい
- (2)普段の日常の活動(たとえば、買い物、宿題、料理、出勤など)をやり始めたり、やりとげるのに、大きな努力が必要である)
- (3)ただエネルギーがないという理由だけで、日常の活動のほとんどが実行できない
動きが遅くなった気がする
- (0)普段どおりの速さで考えたり、話したり、動いたりしている
- (1)頭の働きが遅くなっていたり、声が単調で平坦に感じる
- (2)ほとんどの質問に答えるのに何秒もかかり、考えが遅くなっているのがわかる
- (3)最大の努力をしないと、質問に答えられないことがしばしばである
落ち着かない
- (0)落ち着かない気持ちはない
- (1)しばしばそわそわしていて、手をもんだり、座り直したりせずにはいられない
- (2)動き回りたい衝動があって、かなり落ち着かない
- (3)ときどき、据わっていられなくて歩き回らずにはいられないことがある
先生
これらの質問を見てもわかるように、(3)に行くほど症状が重いよね!つまり、数字が少ないほど正常だと言える。トータルの数字が大きければ大きいほど、疑ってかかった方がいいってことだね!
うーむ!
ハニワくん