頭皮に毛包炎やニキビがあると若ハゲや薄毛の原因になる?
それそのものというよりも、それができてしまう状況、生活環境に問題があると言えます。
例えば高脂肪食品を摂っているとニキビはできやすいですが、それは薄毛の原因ともなる、ということですね。若ハゲというのは、ニキビができやすい年齢を想定して出てきているキーワードですね。その年齢は食生活も荒れますし、生活習慣も乱れがちです。それが原因で薄毛になることはありえます。しかし、本来AGAの原因のジヒドロテストステロンは、成人までは性器形成のために働く物質で、AGAになるのは成人以降が圧倒的に多いものです。したがって、AGAになるということはほとんどないと言えます。
また、紫外線対策で帽子をかぶっていた人が「ニキビの原因菌が繁殖し、頭皮が炎症を起こして髪の毛が抜けていた。」という事実があります。このあたりのポイントにも注意が必要です。
ただ、ニキビの原因となる皮脂の分泌が増大するのは、テストステロンに5α-リダクターゼという還元酵素が作用して生じる、ジヒドロテストステロン(DHT)のいたずらによるものです。
- 5α-リダクターゼ
- ジヒドロテストステロン
この2つのキーワードは、AGA(男性型脱毛症)にとって、最重要キーワードです。つまり、頭皮にニキビができているということは、『頭皮の皮脂が過剰分泌している』可能性があり、その原因には『ジヒドロテストステロン』が関係している可能性があるわけです。
先生
ハニワくん
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毛包炎ってなに?
毛包炎というのは、ニキビのようなものですね。毛包炎ができるのは通常、顔や胸だと言われています。それが頭皮にできてしまう場合があるんですね。そうなると薄毛の原因となってしまうので注意が必要です。
ニキビについては下記の記事にたっぷりとその原因を書きました。
『口周り、頬、顎、頭皮、耳、背中、胸、お尻』にニキビができる原因は全部違う?取るべき予防と対策を一挙公開!
『白・黒・赤ニキビ』ができる原因と対策一挙公開!(注意:赤ニキビになる前に対処せよ!)
ここにリンクした記事だけではなく、実に様々な原因が考えられますので、それら全てを最適化する必要があります。例えば、『活性酸素』というキーワードで考えてみましょう。すると、以下の記事が挙げられます。
ニキビの最大の原因に等しいのは『活性酸素』!この対策が大きな予防になる
- ニキビ
- ED
- ワキガ
- 薄毛
そしてそれだけじゃなく、
- 癌
- 動脈硬化
- 老人性痴呆症
などの様々な病気を引き起こすと言われています。そう考えると、
ということにもなりえます。毛包炎というのは、細菌の一種であるブドウ球菌が毛包(毛根を包む組織)に入りこむことによって起こるのですが、これが頭皮に出来てしまうと薄毛になる可能性もありますからね。普段からニキビ対策をして、あらゆる問題を同時に『前始末』しておくことが重要です。見るべきなのは以下の記事です。
先生
ハニワくん
ニキビ発生に関する細菌の正体
では、ニキビ発生に関する細菌の正体について、少し専門的に記載しておきましょう。
『ニキビ・トラブル肌は諦めないで私にまかせなさい』にはこうあります。
ニキビ発生に関与する細菌の正体は?
ニキビのある人には、脂腺嚢の分泌管の深部に、酸素がないとかえってよく増殖する(嫌気性)プロピオニイバクテリウム・アクネスという菌が生息しています。この菌は、不思議なことに思春期前にはみられません。
このアクネ菌とよばれる菌は、思春期以降見られるようになり、16歳以降では、ニキビ患者は一般の人よりも140倍もの密度まで増加します。アクネ菌はコメドの発生を促し、皮膚が炎症を起こすことを手助けします。
この菌は、普段は人体に害を与えませんが、脂腺の皮脂を栄養源として増殖していき、リパーゼにより脂肪を分解して、裕理脂肪酸を増加させ、炎症を起こし、コメドを発生させます。
この『コメド』というのは、アメリカでは『comedo』と言って、『ニキビ』という意味です。日本ではニキビという意味ではなく、ニキビの原因となる『角栓 』という意味で使用されています。ニキビの原因みたいなものですね。
簡単に言えば、アクネ菌という細菌が、皮脂などを栄養素として増殖していき、コメドというニキビの原因を作ってしまうということですね。ですから、冒頭にリンクしたように、
- 皮脂
- 食事
- デトックス
- ホルモンバランス
などについて最適化していくことが問われるわけです。また、デトックス(毒素排出)ということで言えば、薄毛にも直接関係があります。
先生
ハニワくん
毛包とはなにか
最後に同じ『毛包』つながりで、『毛包炎』ではなく、『毛包』自体についての理解を深めましょう。
『ササっとわかる薄毛の悩み解決最前線』(講談社)にはこうあります。
毛髪が生えるのにもっとも大事なのは『毛包』
毛髪のうち、頭皮から外に出ている部分が毛幹、埋もれている部分を毛根といい、毛根は毛包に包まれています。ひとつの毛包には2~3本の毛根が包まれていることもあります。髪の毛をつくったり成長させたりするのは、毛根の根元にある毛球部の毛乳頭と毛母細胞です。
この毛球部が、髪の毛を作る工場ともいえる大事な部分です。毛乳頭が血中のホルモンから指示を受け、『髪の毛をつくりなさい』という命令を下すと、毛母細胞は細胞分裂をさかんに行い、髪の毛を成長させます。この細胞分裂がすすんで角化したものが毛穴から出ていき、外側から見える『髪の毛』となるのです。
この髪の毛の発生には立毛筋の付着部にある膨大部(バルジ)の細胞が幹細胞として深くかかわっているといわれています。細胞分裂やはがて止まり、髪の毛は抜け落ちますが、毛包の中では次の新しい髪の毛をつくる準備をしています。
毛包というのは、文字通り一本一本の毛を包んでいる膜のようなものです。ひとつの毛包には2~3本の毛根が包まれていることもあるとあるわけですが、基本的には『毛穴』と考えていいかもしれませんね。毛包のうち、皮膚表面から見ることのできる部分は 一般に毛穴(けあな)と呼ばれています。
よく、ニキビの真上に毛が生えていて、その毛を引き抜くとその毛根にニキビの白い膿のようなものがついていることがありますが、それはまさに『毛包炎』だと言っていいでしょう。
確かに、そういう風に毛穴にニキビができてしまったら、抜け毛の原因となり、薄毛になってしまうのもうなづけますね。ですから、常に頭皮を清潔にし、乾燥させないように注意してコメドの発生を抑止し、毛包炎を予防しましょう。
先生
ハニワくん
- 毛包炎というのは、ニキビのようなもの。
- 普段からニキビ対策をして、あらゆる問題を同時に『前始末』しておくことが重要。
- デトックス(毒素排出)はニキビにも薄毛にも重要。
- 常に頭皮を清潔にし、乾燥させないように注意してコメドの発生を抑止し、毛包炎を予防する。
ニキビと若ハゲの関係性とは
頭にニキビができると『若ハゲ』になるということはあるでしょうか。まず『若ハゲ』とする必要があるでしょうか。『ハゲ』でなくて『若ハゲ』とするということは、
- ニキビ=若い人がよくなる皮膚病
という常識があるからですね。思春期の人は『第二次性徴期』を迎えて性ホルモンのバランスが大きく乱れ、往々にしてニキビに悩まされますから、『ニキビは若い人の病気』というイメージがあるので、ここではわかりやすく『若ハゲ』というキーワードが出ているわけです。
したがって、ここは別に『若ハゲ』でなくても構いません。頭にニキビができるとハゲになるかどうかを考えればいいわけです。
その答えは、Yesです。
しかし、ニキビがあることによって薄毛になるということではありません。問題なのはニキビができてしまう、その頭皮の状態にあるのです。
ニキビというのは皮脂の分泌が過多になることが原因です。これはまるで、薄毛になってしまう状況と瓜二つなんですね。薄毛も同じように、皮脂の分泌が過多になることで大きくなった皮脂腺に影響が持っていかれて、髪の毛に栄養が回らず、薄毛になるのです。
また更に、皮脂腺が大きくなると、髪の毛が根を張れなくなり、髪の毛は抜けやすくなります。ニキビとは、毛穴が皮脂で詰まってしまい、毛穴が炎症を起こしたり、雑菌が繁殖した毛穴が化膿した状態です。ですから、皮脂の分泌が過多になりすぎると、ニキビができやすくなるんですね。ですから、体内温度が1度上昇するごとに皮脂の分泌量は10%増加するので、水を飲んで皮脂の分泌量を減らすだけで、ニキビの予防になるのです。
先生
ハニワくん
皮脂の分泌量とホルモンバランスは薄毛とニキビの両方にとって大事
また、そのひとつ前の記事にも書いた通り、皮脂の分泌量が増えすぎてしまう理由は以下のような様々な問題が挙げられます。
- ホルモンバランスの崩れ
- 食生活の乱れ
- ストレス
- 便秘
- 睡眠不足
- 空気や肌の汚れ
- 肌の合わない化粧品
- 生理前
この中で、自分でコントロールできる問題は全て最適化することが求められるわけですね。例えば、ホルモンバランスの乱れもニキビの原因となります。
『ニキビ・トラブル肌は諦めないで私にまかせなさい』にはこうあります。
ホルモンバランスとニキビ
おおまかにいえば、ニキビは、皮脂の分泌が過剰に促されることによって発生します。
皮脂の分泌に関与するホルモンには、アンドロゲン(男性ホルモン)、卵胞ホルモン、プロゲステロン(黄体ホルモン)、副腎皮質ホルモン、脳下垂体ホルモンがあります。こぬち、脳下垂体ホルモンーACTH(副腎皮質刺激ホルモン)、TSH(甲状腺刺激ホルモン)、GH(性腺刺激ホルモン)は、直接皮脂の分泌を促すことはなく、他の内分泌腺を介して作用しています。
(中略)ちなみに、女性ホルモン(エストロゲン)は、アンドロゲンとは逆に作用して、線刺激ホルモンの分泌を抑制し、男性ホルモンの産出を抑える働きがあります。つまり、女性ホルモンの分泌量が多ければ、ニキビにはなりにくいというわけです。
- ED
- ニキビ
- 鬱病
- 薄毛
など、様々な問題を引き起こす可能性がありますので、ホルモンバランスを崩すような乱れた生活習慣を送らないように注意することが必要です。
先生
ハニワくん
女性の生理と便秘と薄毛
例えば『女性と生理』ですが、生理前になると人によっては食欲がわき、甘い物を無性に食べたくなる場合があります。すると、それらの行為で皮脂の分泌が高まり、それもニキビの原因の一つとなるわけです。したがって、生活習慣の中に、
- 暴飲暴食
- 高脂肪・高カロリー・甘いものを食べる
- 夜更かしをする
- ストレスを溜める
といったような『暴走気味』の行為がないように努める必要があるということですね。『便秘』なども食生活が乱れると起きてしまうものなので、このあたりの問題は自分である程度コントロールできるはずです。
生理不順や出産後(分娩後)と抜け毛は関係ある?ホルモンバランスが崩れる女性の宿命
『誰でもスグできる! 便秘をみるみる解消する! 200%の基本ワザ』にはこうあります。
こんなことが便秘を招く2 バランスの悪い食生活
幼少期の孤食の影響による偏食、ダイエットのための無理な食事制限、インスタント食品やジャンクフードが中心の食事など、不健全な食生活を送っている人が増えています。こうした栄養バランスの悪い食生活は、便秘の大きな原因となります。(中略)便の主材料となるのは、野菜の豊富な食物繊維。野菜中心の健康的な食生活を心がけることが、便秘改善の第一歩となるでしょう。
- 肉やジャンクフード中心の食事
- 無理なダイエットによる極端な小食
これらによって便秘が引き起こされ、皮脂の分泌が過多になってしまうので注意が必要です。
- 生理
- 妊娠
- 出産
- 更年期
- 閉経
先生
ハニワくん
ニキビと若ハゲの関係性とは
頭皮のニキビとジヒドロテストステロン
また、ホルモンということで言えば、次の内容を見る必要があります。『ニキビ・トラブル肌は諦めないで私にまかせなさい』にはこうあります。
皮膚での男性ホルモン代謝がニキビを発生させる
ニキビの原因となる皮脂の分泌が増大するのは、テストステロン(男性ホルモン)に5α-リダクターゼという還元酵素が作用して生じる、ジヒドロテストステロン(DHT)のいたずらによるものです。ちなみに女性の場合は、アンドロステンディオンという物質からもDHTが生じます。DHTがどれくらい活発に働くかは、5α-リダクターゼの働きによります。この酵素の活性には、個人によって大きな差があり、遺伝によって決まります。蛇足ながら、ニキビや多毛症、ハゲなどが遺伝するといわれるのは、この酵素が多い体質を親から受け継ぐからなのです。
- テストステロン
- 5α-リダクターゼ
- ジヒドロテストステロン
ニキビができる原因として、これらのキーワードが出てきましたね。では次に、『AGA(男性型脱毛症)の原因』を見てみましょう。
『AGA(男性型脱毛症)』の原因は『DHT(ジヒドロテストステロン)』です。男性ホルモン(テストステロン)には、体毛やひげなどに代表されるように、毛を生やす、という作用がありますが、前頭部と頭頂部の毛乳頭に多くある特殊な酵素(Ⅱ型5α-還元酵素)と結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)という脱毛を促進する物質がつくられるわけです。
つまり、このジヒドロテストステロンという男性ホルモンは、
- ニキビ
- 薄毛
その両方の害悪を招く、最悪のホルモンだということになります。ただし、このジヒドロテストステロンは完全に悪いホルモンということではなく、下記の記事に書いたように、
赤ちゃんや子供の抜け毛の原因は?子供の薄毛対策は家族の協力が必要!
『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
DHTは発毛サイクルを早めて、産毛から育とうとしている髪を片っ端から引き抜いていく悪者です。ただしこのDHTにも役割があり、成人するまでは、DHTは性器形成に重要な役割を果たしているのです。ところが成人になり、性器が完成したら、DHTは行き場を無くしてしまいます。行き場を無くしたDHTが、あろうことかヘアサイクルを崩す。ここまでは解明されています。
DHT(ジヒドロテストステロン)は成人までは性器形成という重要な役割を担っているんですね。
しかし、とにかくこれで見えてきたのは、『ジヒドロテストステロンが発生すると、ニキビの原因となる皮脂の分泌が増大する』ということです。ジヒドロテストステロンは、
- 皮脂の分泌を増大させる
- ヘアサイクルを狂わせる
という『いたずら』をしてしまうのです。
- 皮脂の分泌を増大させ、ニキビの原因を作る
- ヘアサイクルを狂わせ、AGAの原因を作る
ヘアサイクルについては下記の記事に書きました。
抜け毛対策と予防!でも、ヘアサイクルがあるから髪の毛は抜けて当たり前!
- 成長期(約2~7年)
- 退行期(約1~2週間)
- 休止期(約3~4か月)
ですね。ジヒドロテストステロンが成長期にある多くの髪の毛の寿命を終わらせ、休止期に陥れます。それによって髪の毛が抜け落ち、あるいは産毛のような細くて弱弱しい髪の毛だけが残り、薄毛状態が完成してしまうのです。
ですから、もし『頭皮にニキビができている』ということであれば、ここで考えたようなジヒドロテストステロンの発生について考える必要がらあります。もしそのニキビの原因が、ジヒドロテストステロンの発生によって起きた『皮脂の分泌過多』であったならば、AGA(男性型脱毛症)も併発してしまう可能性があるのです。
ただし、ニキビの原因はジヒドロテストステロンだけとは限りませんからね。先ほど挙げた『皮脂の分泌が増える原因』にある要素が崩れただけでもニキビになります。往々にしてここで挙げたようなニキビ対策をすることは、同時に『薄毛対策』にもなっています。
薄毛の原因
薄毛の原因には、このような問題が挙げられるわけですが、これらを最適化することは薄毛やニキビだけではなく、ありとあらゆる問題を改善することに繋がりますので、ぜひとも真剣に最適化をしましょう。
先生
ハニワくん
ニキビの原因菌で抜け毛が増える?
また、下記の記事にも書きましたが、
紫外線を浴びたり帽子をかぶると薄毛になる?頭皮の日焼けは髪の毛に悪いのか
「ニキビの原因菌が繁殖し、頭皮が炎症を起こして髪の毛が抜けていた。このように炎症がある患者さんが帽子をかぶり、(高温多湿の)不快環境にさらされるとさらに悪影響が出るだろう」
という事実があります。ニキビによって頭皮が炎症氏、抜け毛に繋がったというんですね。これは紫外線対策で帽子をかぶり、高温多湿の状況を長く作ってしまったことが原因で起こった問題です。これを考えると、ニキビで髪の毛が抜けるということは、あり得ると言えるかもしれませんね。
先生
ハニワくん
- 皮脂の分泌が過多になることで大きくなった皮脂腺に影響が持っていかれて、髪の毛に栄養が回らず、薄毛になる。
- 皮脂の分泌が過多になりすぎると、ニキビができやすくなる。
- 水を飲んで皮脂の分泌量を減らすだけで、ニキビの予防になる。
- 皮脂の分泌量とホルモンバランスは薄毛とニキビの両方にとって大事。
- 肉やジャンクフード中心の食事、無理なダイエットによる極端な小食は便秘の原因。
- かつ皮脂の分泌が過多になってしまう原因。
- ジヒドロテストステロンが発生すると、ニキビの原因となる皮脂の分泌が増大する。
- ジヒドロテストステロンはニキビと薄毛の原因物質である。
- ニキビの原因菌が繁殖し、頭皮が炎症を起こして髪の毛が抜けることがある。
『吹き出物』というものは存在しない?
頭皮のできもの(吹き出物)と薄毛の関係性を考えてみましょう。頭皮に吹き出物ができたとき、その上に生えている髪の毛を抜くと、毛根に白い塊のようなものがついていることがあります。それは往々にして吹き出物の中身である『膿』でしょう。ただし、毛根の白い塊には種類がありますので、下記の記事を見て最適な判断をしてください。
抜け毛の本数と毛根はどっちに注目するべき?『細くて短い』抜け毛は薄毛の前兆?
ちなみに、厳密に言うと『吹き出物』というものは存在しません。 『ニキビ・トラブル肌は諦めないで私にまかせなさい』にはこうあります。
吹き出物というものはない
(省略)では、吹き出物とニキビはどうちがうのでしょうか。実は医学上では『吹き出物』というものはありません。ニキビというのも俗称で、医学用語では『アクネ』といいます。特に35~40歳以上のニキビはLATE・ACNEということがあります。吹き出物といわれるものを見ると、アクネである場合が多々あります。つまり、20歳を過ぎても、40歳になっても、ニキビはニキビ。もちろん治し方も同じです。ニキビも吹き出物も、痕を残さないように、なにしろ早めに治すようにしましょう。
- 吹き出物
- ニキビ
これらは俗称であり、正確には『アクネ』というんですね。
先生
ハニワくん
シャンプーの最適化でニキビと薄毛の両方を解決しよう
もう、その要素を全て最適化するだけでかなり状態は回復に向かっているのですが、更にそこに付け加える要素として『シャンプー』が挙げられます。
『シャンプー剤、朝シャン、炭酸水、リンス、コンディショナー』は薄毛対策?抜け毛が増える原因?
シャンプーを最適化するということは、
- 皮脂の過剰分泌を抑える
- 有害物質を頭皮に入れない
という2つの大きなポイントを抑えることに繋がります。この2点は、先ほどから出ている、
- 皮脂の過剰分泌
- 体内毒素
ということと全く同じことなのですが、今回は『頭皮のニキビ』ということで、『シャンプー』という要素をピックアップした方が丁寧だと言えるでしょう。
また、過剰な皮脂は、『脂漏性皮膚炎』の原因になる場合があります。脂漏性皮膚炎になると、脂漏性脱毛症の原因にもなりますので、もし『頭皮のニキビ』が『脂漏性皮膚炎の荒れによる炎症』だった場合、皮膚科へ行って治療してもらいましょう。
『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! (ノンフィクション単行本)』にはこうあります。
異常なフケなら皮膚科へ
老けは、頭皮が健康であっても(というより、健康であるからこそ)、多少は出るのが当たり前ですので、あまり神経質にならないほうがいいでしょう。けれど、肩に真っ白く積もるほどフケが落ちるのは、明らかに異常です。何かの原因で、頭皮が皮膚炎を起こしていると考えられます。炎症の原因としてよく知られているのが、マラセチアというカビが原因の脂漏性皮膚炎です。
脂漏性皮膚炎の原因についてはいろいろな説があり、まだ完全には解明されてはいませんが、皮脂が酸化した成分による刺激といわれ、皮脂を酸化させるものとしてマラセチアが原因であることが少なくありません。(中略)このような症状があれば、すぐにでも皮膚科で診察を受けましょう。
(中略)シャンプーにはパラベンなどの防腐剤が含まれています。防腐剤は非常に強力で、常在菌を殺すだけでなく、その強い殺菌力でマラセチアも殺していたはずです。ところが、シャンプーを使わなくなると、毎日頭皮につけつづけてきた防腐剤に抵抗力のあるマラセチアが息を吹き返す結果になります。
いっぽうで、本来ならマラセチアに対して押さえ込むはずの善玉常在菌の多くはすでに死に絶えています。そのために、頭皮はマラセチアの『天下』となり、脂漏性皮膚炎にかかってしまうと考えられます。
この本の著者は『シャンプーをやめると髪の毛が生える』というコンセプトで本を書いていますが、シャンプーをやめることの弊害についても、このように脂漏性皮膚炎等の問題を挙げ、言及しています。
間違ったシャンプーをすると、
- 善玉常在菌
- 悪玉常在菌
- マラセチア
のすべてを頭皮から奪い去ります。
いや、後の2つは奪い去っていいのですが、最初の『善玉常在菌』は残さなければいけませんからね。いうなればそれは、『警備隊』、あるいは『警察』。これら警備隊がいなくなったらあとの2つはマフィアか犯罪者集団ということになるわけですから、頭皮の秩序はめちゃくちゃになりますよね。
- 善玉常在菌(警察)
- 悪玉常在菌(犯罪者)
- マラセチア(犯罪者)
したがって、シャンプーをやめるにしても、その前に『過剰なシャンプーをして善玉常在菌を殺しまくっていた人』は、急にそれをするとマラセチア等の悪い菌が息を吹き返し、警備の薄くなった頭皮で悪さをし始めるので、注意が必要です。
そうなった場合は、時間をかけて徐々にシャンプー剤を刺激の弱いものへ変えていき、最終的にシャンプーをやめる、という方向に持っていくのがいいでしょう。またそうなるまえに、少しでも早く間違ったシャンプーはやめることが大切ですね。
男女のフケの原因は?頭皮を保湿しないでフケが多くなると薄毛になるって本当?
脂漏性(しろうせい)脱毛症と粃糠性(ひこうせい)脱毛症ってなに?おでこの剃り込みが痒いのと関係ある?
先生
ハニワくん
- 厳密に言うと『吹き出物』というものは存在しない。
- シャンプーの最適化でニキビと薄毛の両方を解決。
- 『頭皮のニキビ』が『脂漏性皮膚炎の荒れによる炎症』だった場合、脂漏性脱毛症の可能性も疑う必要がある。
- 間違ったシャンプーをすると、善玉常在菌を劣位にし、悪玉常在菌を優位にする。
- 時間をかけて徐々にシャンプー剤を刺激の弱いものへ変えていき、最終的にシャンプーをやめる。
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