儒教の始祖『孔子』、キリスト教の礎『イエス・キリスト』、仏教の開祖『釈迦』、古代ギリシャの哲学者『ソクラテス』の、四名の歴史的賢人についてはこのサイトでたくさん学んでいますし、8000の『名言』を内省しています。そんな私ですから『新しい発見』を好むため、どちらかというと自分に『新しい見地』を教えてくれた本が上位にあります。ちなみに私は10年間『日経PRESIDENT』を購読していて、そこで本の特集があれば必ずその全部を買うようにしていました。
私に再び読書の面白さを教えてくれた本。22歳の時、図解版をたまたま名古屋のコンビニで見た。タイトルからして最初は浅薄だと思った。だが、買わなければ後悔すると思った。アンドリュー・カーネギー関連で、ナポレオン・ヒルの『成功哲学』や、カーネギーつながりでデール・カーネギーの『人を動かす』、『道は開ける』も併せて読みたい。
『義利合一』。この概念を教えてくれたのは渋沢栄一や安岡正篤(論語の活学)。彼が一万円札の顔になると聞いたときは、ある種の感慨があった。『菜根譚』、『中国古典の教え』、佐藤一斎の『言志四録』、『孫氏の兵法』等、よく目を凝らして見るとこれらは同じ深さまで掘っていることに気付く。新渡戸稲造の『武士道』やエマーソンの『自己信頼』等もそうだ。
私は映画を3000本観ている。だが、今までこの内容を超える惨劇を描写した映画を観たことがない。してはいけないのだ。だが、それをやったのがナチスだった。この未曾有の状況にはまず間違いなく深淵の闇があり、だが、なんとその対極である『愛の光』があった。これは、極めて興味深い話である。
『システム1、2』という概念で人間の実態を言語化してくれたことに感謝。常々思っていたことだ。孔子は『皆がシステム2を起動すれば為政者はいらない』と言ったが、韓非子は『人間はシステム1しか起動できない』と言った。あまりにも深い。
主体性、パラダイム転換、いくつもの英知を見られる。すごいのは、『灯台の話』を10年前にしたはずの人間が、いまだにそれを理解していなかったということだ。『インサイド・アウト』だけでもアドラー心理学、ジェームズ・アレンの『原因と結果の法則』や、『引き寄せの法則』などもすべて同じだ。
第一印象は悪い。それは日本人の悪いところだろうか。『金を稼ぐ』ことの罪悪感だ。ファイナンシャルインテリジェンス(お金に関する知識)を磨くことは、『義』を追及するのと同時進行で、別方向に伸ばしていくべきである。
『金は必要だ。だが、重要ではない』-インディアンの諺
『四人の教師』という孔子も揃えた本もあるし、彼らの本はいくつもある。そのどれもが卓越しているが、バランス的にこれをいれたい。ドイツの哲学者カール・ヤスパースは、『偉大な哲学者たち』の第一巻をこの四人にあてており、彼らを『人間の基準を与えた人々』とみなしている。人生を生きていて彼らを避けて通ることはできない。
キャズムの溝を認識することで、頭の中に大きな刺激が生まれることを実感する。こういう知識は極めて価値がある。『マイケルポーターの競争戦略』、『80対20の法則』に『ロングテール』、そして『誰かに話したくなる小さな会社』なども読みビジネスセンスを磨きたい。『知らないうちに超える』か、あるいは意識して『戦略的に超える』かで一発屋になるか、そうじゃないかが決まる。
様々な法則の力を目視し、認識できる本。普通それは、目に見えない。だが、ある。そしてとても、強力である。その他『マーケティング22の法則』と『ニューポジショニングの法則』もほぼ同列。『経済の裏がわかる人間心理』や『価格、品質、広告で勝負していたらお金がいくらあっても足りませんよ』なども読みビジネスセンスを磨きたい。
『返報性の原理』という英知をどう生かすか。そこが重要である。
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