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ブッダ『勝って奢らず、負けて腐らず。』(超訳)

仏教の開祖 釈迦画像

内省

批判されても、称賛されても、自ら鍛え上げた克己心でもって、平常心を忘れてはならない。批判されてくよくよすることがマイナスだということはわかるが、称賛や、尊敬をされていい気になるのも、実はマイナス要因なのだ。

 

勝って兜の緒を締めよ』という言葉の意味はどういうことかというと、

『戦いに勝って、ほっと一息ついて兜を脱いだとき、ふいに敵が襲ってくるかもしれないから、勝ったとしても油断せず、さらに用心せよ』

 

という意味だ。そしてそれならもう一つの解釈ができるが、

『戦で、勝負に勝ったのはいいが、勝利の美酒に酔いしれ、兜をしているのをわすれ、許容範囲を超えた体勢を取ってしまい、兜が後ろにずり落ち、あるいは敵に引っ張られ、それをささえる紐で首を絞められて死んだ』

 

という、なんとも残念が事態があったことも想像できるわけである。

 

これでわかるだろう。 ”喜ぶ”のは良い。だが、”奢る”のはダメだ。 ”悔しがる”のはいい、”腐る”のがダメなのだ。それらを理解すれば、自分の心はコントロール出来るはずだ。

 

 

注意

※これらの言葉は参考文献や史実に基づき、運営者が独自の見解で超訳し、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

参照文献

関連する『黄金律

『人間が戦うべき相手は外にはいない。「内」にいるのだ。』
『アウトサイド・インではない。インサイド・アウトだ。』

『人間が転落するタイミングは決まっている。「得意時代」だ。』

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