仏教の開祖 釈迦(画像)
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誰の心にだって”正”と”負”は混在する。 ”悪”と”善”が棲みついているのだ。『私の心には悪魔がいる』などという感傷に浸っている場合ではない。全員、いるのだ。そして、『天使』もいる。ちょうど腸内菌に、善玉菌(ビフィズス菌)と悪玉菌(ウェルシュ菌)がいて、悪玉菌が優位になると、下痢等の症状が出るように。
”悪”そのものを否定してはならない。それは、無意味なことだ。否定しても、”悪”は無くならない。そうではなくて、 ”善”を優位にするのだ。ビフィズス菌を摂って体調を管理するのと同じだ。 ”悪”を封じるために、”善”を常々、優位にする。
『怒らないこと』を優位にして、『怒り』に勝つ。『ポジティブな心』を優位にして、『ネガティブな心』に勝つ。『分け与えること』を優位にして、『ケチ』に勝つ。『真実』を優位にして、『嘘』に勝つ。
”負”なら、みんなにある。重要なのは、それを理解し、受け入れて、 ”善”を優位に保つことである。
法句経223。