仏教の開祖 釈迦(画像)
Contents|目次
内省
言い負かされそうになったり、自分より優れた相手を見たりすると、頭の中に不快な脳内麻薬が放出されるかのごとく、我を忘れ、むやみに人を批判したり、揶揄したり、攻撃してしまうものだ。
『延長自我』とは、聞かれもしないのに、自分の話を押し付けて、相手を困らせ、不快にさせてしまう現象である。『自我(自分)』が、相応を超えてしまった、つまり、『身分不相応』にふるまう状態である。
そもそも『見栄』とは、意味を勘違いしている人が大勢いるようだが、『自分の実力以上に見せる気持ち』のことを言う。『背伸び』のように、自分の身長以上に見せるということ。それをして、いったい何になるというのか。虚しくは、ないのか。
ミエ(見栄)は張るものではない、(見得)切るものである。どうせ張るなら、見栄ではなく、意地を張れ。不快な脳内麻薬が放出されるのであれば、その反対である、抑制する脳内麻薬も放出することが出来る。脳を支配し、心を支配し、己を支配せよ。たった一度のこの人生、虚しい人生を生きるべからず。
参照文献
仏典
経集862。
関連する『黄金律』
『人間が戦うべき相手は外にはいない。「内」にいるのだ。』
『アウトサイド・インではない。インサイド・アウトだ。』