仏教の開祖 釈迦(画像)
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内省
毒に侵されれば、体に毒が回り、放っておけば大変なことになる。これは、毒だけではない。人間の『負の連鎖、怒りの連鎖』とて同じことだ。理不尽や混沌を目の前にして、平然といられる方が異常だ。刹那的には動揺してもいい。だが、そのままその『負』に流され、放っておくと、体中に毒が回り、刹那的のケースではすまない。それこそが理不尽だ。主体的には何の罪もないのに、環境に毒されてしまうのだから。
毒に侵されたときは、落ち着いて解毒剤を飲む。それと同じだ。自分が『負』に侵されたときは、自分と向き合う時間をつくること。多くの人は、物に八つ当たりする、暴力をふるう、暴飲暴食をしてみせるなど、その真逆の行動、『外部』に力を発散しようとしてしまう。だが、解毒剤は、自分の心にあるのを知っているか?
自分の心がその『負』をどう受け止めるかだ。それがすべてが決まる。周りを変えようとするのではない。自分の心を支配せよ。それこそが最高の解毒剤であり、免疫力であり、バリアだ。
『虐待されようと、強奪されようと、忘れてしまえばどうということはない。』
by孔子
『あなたの敵を愛しなさい。』
byキリスト
参照文献
仏典
経集1。
関連する『黄金律』
『人間が戦うべき相手は外にはいない。「内」にいるのだ。』
『アウトサイド・インではない。インサイド・アウトだ。』