仏教の開祖 釈迦(画像)
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内省
この世では、他人を困らせることもできる。動物や虫や植物を見下すこともできる。異臭のする汚物を巻き散らかすこともできる。盗むことも、殺すこともできる。
好きにすればいい。
だが、覚えておかなければならない。『自分の身の回りで起きたことは、すべて自分の責任』である。
理不尽な他人のせいではない。無責任な親のせいではない。矛盾だらけの世の中のせいではない。それをして1分後、一か月後、あるいは10年後、何が起きても、自分が蒔いた種だと受け止める覚悟があるのなら、好きにすればいいのだ。
麻薬に似ている。
確かに麻薬は一時的に自分に快楽をもたらす。脳内には報酬系物質のドーパミンが放出されていて、恋愛、SEX、好物の食事、迷路を抜けたとき、試練を達成したときの、あの達成感、充実感、幸福感、それらと同じ現象が、たしかに脳内で起こる。煙草も同じだ。だが、それは所詮不相応で、無理やり作った幻にすぎない。
麻薬をやっているとき、他人はあなたの扱いに困っている。他人を困らせてでも快感を得るのなら、覚悟しなければならない。
いずれ自分の身が滅びることを。
参照文献
仏典
法句経291。