仏教の開祖 釈迦(画像)
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内省
『人間は』と題打ったが、実際は他の生命も眠るときに動いている。しかし、人間は地球のリーダーだ。それを考えれば、責任は他とは一線を画す。どういうことかというと、『内臓や脳が動いている』のだ。脳は、眠っているときにも、決して眠ることはない。一生動き続けるのである。
脳は、眠っている間に情報を整理する。いらない情報があればそこで処理するのだ。 自分が前を向いて生きていくだけに必要な情報を整える。壊れている細胞は、眠っている間に補修工事が始まる。つまり睡眠中も人は、活動中の時間に、活動的に動けるよう、エネルギーを蓄え、準備をする。だとしたら『人間が活動中にやるべきこと』は何だろうか。
例えば、怠惰、嫉妬、憤怒、傲慢、この感情に自らを支配されるために、人は睡眠をとって準備しているのだろうか。それとも、配慮し、情けをかけ、愛し、勇気を燃やすために準備しているのだろうか。自分の命を使い切るためには、どういう行動を取れば良いか。こういうことを内省することで、見えて来るものがある。
参照文献
仏典
経集151。