仏教の開祖 釈迦(画像)
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内省
まさか、快楽を感じておいて、苦痛は嫌だとかいう自分勝手なことを言う訳ではあるまい。苦痛が欲しくないなら、快楽も欲してはならない。快楽や苦痛は、生きていて、『反応的』であれば必ず沸き起こる感情である。
食事をする、会話をする、仕事をする、怪我をする、病に倒れる、人が亡くなる、 人生を生きていればこれらの場面に遭遇することになる。そのときに、常に環境に『反応する』考え方で人生を生きる人は、その都度一喜一憂することになることは当たり前だ。
我々は、人生を生きているのだ。そのことについて一度考えてみるのがいいだろう。 それでも自分が不快な思いをしたくないと言うのなら、その前に『快楽』を味わうことをやめる必要がある。人生に対して『反応的』ではなく、『主体的』になり、常に自分の心を律することを心掛けるのだ。
それすらも出来ないと言うのなら、それ(我)こそが諸悪の根源である。そういう人は死ぬ瞬間まで、文句を言い続けるだろう。
参照文献
仏典
法句経83。
関連する『黄金律』
『人間が戦うべき相手は外にはいない。「内」にいるのだ。』
『アウトサイド・インではない。インサイド・アウトだ。』