仏教の開祖 釈迦(画像)
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酒、つまりアルコールを摂取するということは、一言で言うと『せっかく照準を合わせて整えたものを崩す』ということである。
人は、前述したようなステータス(状態)を常に適正なものに整理、管理、コントロールしている。これらは適正に、正常に整っていれば自分に害を及ぼさないが、これが照準・基準からブレると、たちまちのうちに自分に害を及ぼす。
飲酒をして内臓を壊した者も、飲酒をして家族を失った者も、飲酒をして人を轢いた者も、つまり、飲酒をして人生を『狂わせた』人は皆口を揃えて、『自分は大丈夫だと思った』と言う。そして、狂わせたのだ。狂わせた。つまりそれは、『せっかく照準を合わせて整えたものを崩す』ということ。自分の家族、積み上げた仕事、人の人生、繋がれた命、その全てを崩して狂わせる原因となる毒素を飲む。
そりゃあ、人は時には、
と言いたいこともあるだろう。だが、もしアルコールが非合法になったら、飲むだろうか?もし『合法だから飲む。非合法なら飲まない。』と言うのであれば、酒とあなたとの関係は、その程度のものなのだ。依存するのも、今すぐやめることが出来るはずだ。
長部経典『六法礼経』。