仏教の開祖 釈迦(画像)
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一人占めしようとする人間、ケチな人間を、私も多くこの人生で見てきた。彼らの共通点は、『自信が無い』ということである。一人っ子というわけでもない。末っ子というわけでもない。性別も関係ない。実家の経済状況も関係ない。『自信が無い』のだ。彼ら、彼女らは、往々にしてそういう人間だった。
それはそうだ。見栄えだけ良くしようとして、内面に心を向けないのだ。それは当然、自信には繋がらない。彼らが見栄えを良くしようと、あるいは目先の損得に囚われず、内面に目を向けていれば、彼らに対して『一人占め、ケチ』という印象は持たなかっただろう。
彼らは悪循環にハマっている。
こういう悪循環にハマっている。言い方は悪いが、『フンにメッキを貼る』ことに、何か意味はあるだろうか。それよりもまずフンの掃除をし、心の汚れを洗い流し、真に価値のある『純金』で出来た自分の像を建てることを、決意する必要があるのだ。
それには時間がかかる。だが、『成長と膨張は違う』ように、確実に積み上げた純金という像は、どんな台風が来ても剥がれない。メッキとは違うのだ。それは自信になる。そしてその自信は、人へのやさしさの源となる。自信とは、『自分を信じる』と書く。
(大変な状況なのに、人に優しくできた。)
そんな自分なら信用できると思わないだろうか。
経集263。