仏教の開祖 釈迦(画像)
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これらがなければ人間は機能しないが、これらすべてに、『苦しみ』が満ちている。
それはそうだ。例えば『身体』に苦しみが満ちていなければ、その逆で快楽が向上する一方であれば、人はいずれ宙に浮くだろう。それぐらい超人的な肉体に辿り着く。だが、そうじゃないなら、むしろ『減退』している。すり減っているのだ。だから『超人的』とは逆の方向に進んでいる。その他の4つも同じことだ。これは当たり前のことで、子供の方がむしろこのことを声を大にして言っているだろう。
大人になると『他人ごとではなくなる』為、目を逸らしがちになる。しかし、これが真理だ。憂う必要はない。憂うのではなく、『ではどうするか』を考えるのだ。私なら、この長距離走のレースが、残りわずかだと知ったなら、悔いの無いように全力で走り、次にバトンを渡す。
長部経典『大念処経』。