仏教の開祖 釈迦(画像)
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内省
前回の記事がこれだ。
負の連鎖に巻き込まれるな。断ち切れ。という内容である。とにかく『外部要因』のせいにしようと思えば、実にこの世は無数のそれに相応しい材料がそこらじゅうに転がっている。
しかし、それについて憂い、嘆き、苦しみ、悩む必要はない。もし自分に、ここでいう本当に『バリア(結界)』のようなものがあれば、その『外部要因』がどうであろうと、何一つ関係ないではないか。
つまり、『外部』ではない。『内部』にこそ目を向ける必要がある。これこそが仏教を含む真の宗教の真髄である。自分が清廉潔白であるなら、たとえこの世が地獄絵図のような理不尽でも、自分だけは清廉潔白だ。
もちろん、『自分だけは』と言ってしまうと自分本位に聴こえてしまうが、事実、自分のことは自分にしか解決できない。つまり『バリア』を張れるのは、この世で自分ただ一人なのだ。人や環境や宗教といった『外部要因』に依存するのではなく、自分の心に目を向け、自分の力でバリアを張るべく、内省を積み重ねるのだ。
ブッダはハッキリと言っている。
土壇場ではなく、普段からの心がけによって、自然とその『バリア』は張られていくだろう。
参照文献
仏典
法句経124。