マザー・テレサとは(画像)
マケドニアの修道女。女。カトリック教会の修道女、マザー・テレサは1910年8月26日にオスマン帝国領のユスキュプにて生まれました。マザー・テレサという名は修道名であり、本名はアグネサ/アンティゴナ・ゴンジャ・ボヤジ、またはアグネス・ゴンジャ・ボヤジュと言います。
イスラム教徒の多い地方でカトリック教徒として育ったマザー・テレサの幼少期については記録が乏しいため謎に満ちていますが、幼い頃からインドの修道女を目指す聡明な子供であったと言われています。18歳の時には故郷を離れ、修道女としてカルカッタへ赴きます。そこで基本的な修道女としての教育を受けた彼女は夢であったインドへと赴き、1937年には終生誓願を宣立しました。テレサという名はその時に選んだ修道名です。
1950年には修道会を設立する許可を得て、「神の愛の宣教者会」を創立します。飢えや病気、不自由な身体に苦しむ人のために働くことを目的としたその会のリーダーとして、テレサは人々に「マザー」と呼ばれるようになります。テレサの活動は当初は地元の反発を受けていましたが、真摯な姿勢を崩さないことで次第に認められるようになりいつしか世界のマザー・テレサとしてカトリック教会全体に影響を与える存在になっていきます。
数々の賞も受賞し、1979年にはノーベル平和賞を受賞しました。その授賞式で賞金の受け取りや晩餐会の開催を断ったエピソードは彼女の性格を端的に表すエピソードとして知られています。1997年9月5日、転倒事故の影響とマラリアの罹患により世界中が見守る中でこの世を去りました。
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