ルキウス・アンナエウス・セネカとは(画像)
ローマ帝国の哲学者。生誕紀元前1年。男。キウス・アンナエウス・セネカは、紀元前1世紀ごろ、スペインのコルドバで生まれました。ローマ帝国ユリウス・クラウディス朝の政治家であり、ストア派の哲学者、悲劇作家、詩人でもありました。第5代ローマ皇帝ネロの家庭教師としても知られ、ブレーンとして皇帝を支えた時期もありましたが、ネロ暗殺計画に関わった嫌疑を受けて自殺します。彼の作品はラテン文学の白銀時代を代表するものであり、おもな悲劇作品に『狂えるヘルクレス』『トロイアの女たち』『アガメムノン』などがあります。
また、『怒りについて』『人生の短さについて』『幸福な人生について』など随想も多数あり、モンテーニュが『エセー』において最も多くを引用した人物でもありました。セネカ自身は高邁な精神の持ち主で、「精神的活動のない余暇は一種の死である。それは、生きたまま埋葬されるのと同じことである」という言葉からもそれは窺えます。
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