キリスト教の礎 イエス・キリスト
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この言葉、聖書には『倹約』のしすぎを注意しているのだが、現代風に言葉を変えている。なぜなら、現代は『ケチ』と『倹約』は違う捉え方になっているからである。その違いは簡単である。
『倹約家』とは、『死に金』には一円たりとも使わない人間のこと。だが、その反対の『生き金』には惜しげもなくお金を使う人間のことである。
『ケチ』とは、『死に金』、『生き金』関係なく使えない人のことだ。つまり、前者は『金を支配している』が、後者は『金に支配されている』のである。
浪費を無くし、消費を抑え、投資につぎ込む。これこそがお金に対する、黄金法則である。だがその前に、なにが『浪費』で、なにが『消費』で、なにが『投資』か、見分けられなければ話にならない。
もし自分が、『投資をしているのにお金が増えない』と思っているのであれば、それは『浪費』をしている。一度利己的になるのをやめ、拝金的な人生を悔い改め、利他的になれるよう内省せよ。この世のパラドクス(逆説)に気づけるかどうかが問われている。
格言の書 第11章。