キリスト教の礎 イエス・キリスト
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物、土地、住宅の売買、飲食、医療、衣服、金融、サービス業。あらゆるビジネスはある。だが、自分の利益だけに目がくらみ、そのビジネスを通して、相手に『損害』を与えないようにせよ。相手に『損害』を与えるようなビジネスは行うべきではないし、例えばそれがサービス業なら、そもそも『サービス』になっていないだろう。
相手も喜び、こちらも満たされる。それこそが、ビジネスを含めた人間の、在るべく姿である。孔子はこのことについて、『義利合一』という言葉を用いてそれを諭している。ビジネスを行うと拝金的になり、『義』をないがしろにし、『利』に傾きがちだ。
だが、忘れてはならない。『義』を忘れたビジネスや人は、必ず淘汰されるということを。『利』に走って短期的な拡大を狙うことは、『成長』とは呼ばない。『膨張』である。『膨張』は、弾ける。いとも簡単に、まるでそれまでが夢であったかのように。
レビの書 第25章。