キリスト教の礎 イエス・キリスト
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聖書には『虹は私がノアに向けたサインだ』と書いてあり、ノアとは、『ノアの箱舟』のノアなわけだが、彼が背負った使命は、地球に住むすべての生命を守るというものである。虹が出る限り、神は地球の状態を良しとしている。さしずめ虹は、神の承諾のハンコだ。
(今日も無事に地球があるな。)
そう考えると、確かに虹が出ているということは、地球の自然が正常に機能している証拠である。だが気を付けなければならないのは、『太鼓判ではない』ということなのだ。 『ハンコ』であって、『太鼓判』ではない。
神(神の存在の有無は置いておいて)のスケールは大きい。 だから、テロや戦争、不和や不祥事といった人為的なブレに関しては、人間レベルで考えたら、極めて寛容である。人間はミスをするものだと、最初からわかっているからだ。だが、虹は『太鼓判』ではない。それを間違えると、地球は消滅するだろう。
例えば、核爆弾で戦争をするとどうなる。『虹』は出るだろうか。
アインシュタインは言った。
虹が出るような状態なら、まだ取り返しはつく。そのことを肝に銘じなければならない虹が出なくなった。それは、地球の終わりである。
創世の書 第9章。